2012年7月

住宅の駆け込み購入 消費増税の直前はダメ!?

今回は消費税増税にからむ住宅購入のお話です。

■住宅の駆け込み購入始まる!?

住宅購入の市場が活発になってきているようです。

<消費増税にらみ、住宅駆け込み購入じわり ~見学者急増 復興と重複、工費上昇も~>(日本経済新聞 平成24年7月16日付朝刊)
『消費増税をにらみ住宅の駆け込み購入がじわりと出始めたようだ。過去最低水準に下がった住宅ローン金利も追い風となり、モデルルームの来場者は急増。ただ、建築ラッシュが東日本大震災の復興と重なれば建設資材や人手不足がコスト増につながる懸念も浮上してきた。(中略)
土地総合研究所が150の不動産会社にモデルルーム来場者数を聞いたところ「増えた」との回答から「減った」を差し引いた比率は4月に51.7%。調査を始めた2001年以降で最高になった。野村不動産の分譲マンション「プラウド」には5月の大型連休中に首都圏の来場者が前年より6割以上増えた。』

住宅を購入すると、建物部分に消費税が課税されます(土地には消費税はかかりません)。一戸建ての建物が仮に2,000万円とすると消費税5%なら100万円。それが、消費税が8%になると160万円、10%になると200万円になります。
これは馬鹿にならない金額ですよね。

私はほぼ毎週、全国のどこかで住宅購入を検討なさっている人たちに向けた勉強会を行っていますが確かに購入時期についてのお客様の意識の変化を肌で感じています。勉強会のアンケートで「購入時期」については、以前ですと「時期未定」が一番多くて、その次に「5年後以降」などという回答が多かったのですが、最近では「1年以内」とか「消費税が増税される前に!」という人がとても増えています。
ずっと家を買いたいな~と考えていた人にとって、消費税増税というのが一歩前に踏み出すきっかけになっているのでしょうね。

■「消費税が上がるまでに買えばいいや」はダメ!工事費はすでに上昇している

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2012年7月18日 水曜日 11:46 投稿者:HyAS&Co.川瀬太志

消費増税の目的はなんなのか?

今回は消費増税についてです。

6月26日、「社会保障と税の一体改革関連法案」が衆院を通過しました。
これで消費税が増税されることはほぼ決まりでしょうね。

法案に反対票を投じた小沢一郎元代表は、「増税だけが先行するのは国民への背信行為。」と現民主党執行部を批判しました。
しかし、政局としての戦略はあるのでしょうが、こと政策に関して言えば「どっちもどっちだなぁ」と思います。

■増税は仕方ない、でも・・・

厚生労働省の試算では、社会保障負担は2012年度の101兆円から25年度には146兆円まで膨らむとしています。
昨年度の一般会計では、歳出が94.7兆円に対して、歳入は50.4兆円。差額の44.3兆円は、借金である国債で賄われました。

日本国民もバカではありません。
厚生労働省に言われるまでもなく、これだけ毎日メディアで「高齢化で社会保障費が毎年1兆円ずつ増えていく!」「国の借金は世界一!」などと喧伝されれば、「増税も仕方ないな」と思っています。
私たち国民は多かれ少なかれ、「今の社会保障費が借金によって賄われていて、それはつまり将来の世代に負担が先送りされている。」ということに問題意識を感じています。

■世代間負担の格差は増税だけでは解消しない

世代によって給付と負担に大きな格差があることは周知の事実です。
今の「給付世代(60歳以上)」と「現役世代(60歳以下)」と、今そしてこれから生まれてくる子供たちの「将来世代」。世代が下がっていくほど国から受ける給付よりも負担する方が大きくなっていきます。

その理由は大きく2つ。
ひとつは、「財政事情が厳しいこと」。もうひとつは「少子化で将来世代が減少していくため」です。
増税は財政健全化に向けて重要な施策ではあります。

しかし増税だけに依存して財政を立て直すときの問題点は、将来世代のためにはなるものの今の現役世代への負担は増すことですね。すでに存在する今の受給世代と現役世代の負担と給付の格差はさらに広がっていきます。
つまり、増税だけではなくて、今現在の歳出の削減が不可欠なのです。

■抑制策が必要なのに、むしろ充実策が進行している

(さらに…)

2012年7月3日 火曜日 15:28 投稿者:HyAS&Co.川瀬太志

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