2013年4月

アベノミクスはうまくいくのか?という議論について

『アベノミクスはうまくいくのか?という議論について』
~私たちはこの経済政策をどうとらえるべきなのか?~

「アベノミクス」。
今年の流行語大賞はほぼこれで間違いないでしょうね。
ところで、私たちはこの経済政策をどうとらえたら良いのでしょうか?

■賛否両論のアベノミクス、どうなんでしょう?

安倍政権の経済政策である「アベノミクス」。
この効果かどうかはわかりませんが、景気は間違いなく上向いてきましたね。
日本企業の重石となっていた円高が解消されました。株価も上がりました。
4月の日銀の地域経済報告では、すべての地域で景気判断を上方修正しました。
企業の設備投資や仕入が増加したことで銀行の貸し出しも増加しています。
消費も底堅く、流通業界は軒なみ好業績を発表しています。

ここまでうまくいっているにも関わらず、アベノミクスに対しては賛否両論があります。
「円安で輸入物価が上昇。消費税増税前に庶民の生活が厳しくなる。」
「株価が上がっても儲けているのは大企業と富裕層だけ。格差がますます拡大する。」
「すでに市場は暴走している。日銀は為替も株価も金利もコントロール不能になるだろう。」
「アベノミクスで日本は破たんの道を進む!」
・・・などなど、うまくいっているから余計になのかもしれませんが、マスコミ報道などはむしろ否定的な意見の方がクローズアップされています。
さて、このアベノミクス、うまくいくのでしょうか、それともうまくいかないのでしょうか。
どっちなんでしょうね。

■「良いこと」と「悪いこと」、何事も両面ある

何事にも表と裏があります。メリットがあればデメリットもあります。
例えば、円安による今の物価上昇もそうですね。
輸出企業にとって円安は歓迎すべきことですが、輸入企業にとっては仕入高が高騰することであり、決して良いことではありません。
今、物価が上がって来ていますが、これは主に円安によるものであり、景気がよくなった結果ではありません。政府が目指す「よいインフレ」ではありません。
でも、だからと言ってこれまで通りデフレのままの方がいいのでしょうか。可処分所得は伸びず、若年失業者がどんどん増えていくような社会の方がよかったのでしょうか。
今の物価上昇はデフレからの転換時には必ず起きる副作用のようなものです。
デフレ解消が始まったばかりのこのタイミングで、「悪くなった」とか「これからもっと悪くなるに違いない」などと騒いでも、なにも良いことはないんじゃないかな、と思います。

■「ピレネーで遭難した登山隊」が教えてくれること

(さらに…)

2013年4月16日 火曜日 20:42 投稿者:HyAS&Co.川瀬太志

消費税還元セールはダメ?販促を国が規制することのおかしさ

4月になりました。いろんなことが変わりますね。
1年後の4月にはいよいよ消費税も上がりそうです。

■「消費税還元セール禁止!」ってなんかヘン?

1年後の消費増税に向けて政府は環境整備を進めています。
でもこれはどうなんでしょうね。

『消費税の価格転嫁を推進 特措法案を閣議決定 「還元セール」を禁止』(2013年3月22日 日本経済新聞)
<政府は、2014年4月の消費増税に合わせ、商品やサービスの増税分の価格転嫁を円滑にする特別措置法案を閣議決定した。大手スーパーなどによる「消費税還元セール」を禁止する。仕入れ側が納入業者に値下げを迫り増税分の上乗せを拒んだ場合は公正取引委員会が是正を勧告する。転嫁拒否の実態を調べる調査官を各省庁に置き、監視体制を強化する。>

<小売現場での価格表示は、税額を含めた価格表示を義務付ける「総額表示義務」を時限措置として緩める。「100円+税」のように、本体価格と税を分けて示す外税方式の価格表示を認める。>

「当店は消費税を上げません」とか「消費増税分を値引きします」など、お客様から消費税はもらわないというようなイメージを打ち出す「消費税還元セール」が禁止されるようです。
「消費税還元セール」はダメだけど、「春のフレッシュセール」はよくて、「全商品8%引き」は今後の検討だそうです。ちょっとよくわからないですね。
当然、スーパー業界などは一斉に反発です。

<政府・自民党が「消費増税還元セール」を禁止する方針を打ち出したことに対し、小売業界では反発が広がっている。ある大手スーパーは「消費者の重税感を減らすことにもつながる『還元』をセールでうたえないのはいかがなものか」と不満を隠さない。>(同記事)

■そもそも消費税とは?

(さらに…)

2013年4月2日 火曜日 16:54 投稿者:HyAS&Co.川瀬太志

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