2014年7月

配偶者控除を見直し? 103万円の壁以上の壁とはなにか?

今回は「配偶者控除」についてです。
またまた配偶者控除の廃止が検討されているようです。

■確かに働くことは大事だが……

いつもここで申し上げていますが、財産を作るには「まず働くこと」です。
どんなに節約しても収入がなければ財産はできません。
どんな良い資産運用法があっても元手がなければ資産は増えません。
だから、まず「働いて収入を得ること」が大前提ですね。

私たちの「稼ぐ力」、すなわち「人的資本」にはすごい価値があります。
たとえば40年間平均年収500万円で働くと現役時代の収入合計は2億円になります。夫婦二人で同じくらい頑張ったら世帯収入は4億円です。現在の全世帯平均である所得の10%を貯蓄し続けるとすると、40年後には約4,000万円の財産ができます。
収入と消費、さらに運用の状況次第では数千万円の貯蓄を残すことは誰にとっても決して不可能なことではありません。

「老後の不安」とは、収入が足りなくなるという「収入不安」が最も大きなものです。
だから、稼ぐ力を身に付けて、加えて健康で、少しでも長く働いて収入を得続けることが一番の老後対策になるのです。

ただ、当たり前ですが、この人的資本も労働マーケットから退出するとゼロになってしまいます。
働かないというのは2~3億円の人的資本を捨てることです。
これは個人としてだけでなく、社会全体でみても損失ですね。

「これから高齢化が進み生産年齢人口が減っていく中、日本の人的資本を有効に活かそう。もっと多くの人に働いてもらって経済を支えてもらうとともに、世帯収入も増やしてもらい、消費意欲も高めてもらおう」……というのが政府の考えの根本にあるというのはわかります。
だから、「働いていない女性にもっと働いてもらおう」ということなんだろうと思いますが…。
さてこれは上手くいくのでしょうか?
(さらに…)

2014年7月15日 火曜日 15:27 投稿者:HyAS&Co.川瀬太志

今、なぜ賃貸住宅建設が増えているのか?

私、賃貸マンション建設などの土地活用のコンサルティングをやっていた時期がありました。
ですので、賃貸の建設動向はいつも気にしているのですが、今また賃貸建設がブームのようですね。

賃貸アパートや賃貸マンションの建設が増えているようです。

<賃貸住宅、建設が急増 昨年度比15%増>

(平成26年6月30日付 日本経済新聞)
『住宅市場で賃貸物件の建設が急増している。2013年度は新設戸数が前年度比15%増えて5年ぶりの高水準となり、今年度も増加が続く。都市部の地価持ち直しで生命保険会社などの投資マネーが流入しているほか、相続税増税を控えた個人の節税投資もみられる。高齢者向けの賃貸物件も増えており、住宅市場の下支え役となっている。』

賃貸住宅は、2013年4月~2014年3月までの一年間で37万戸が新しく建てられました。前年対比で15%の増加です。
賃貸住宅はリーマンショック前にはおおよそ年間45万戸~50万戸程度建っていましたが、リーマンショックの翌年(2010年)に30万戸を割り込みました。それがようやくここ1~2年で戻ってきた感じですね。
増加基調は2014年度になっても変わっていません。2014年4月は、持家が前年同月比16%減少する中、賃貸住宅は12%増加しました。これで賃貸住宅の新設着工は前年同月比プラスが14か月も続くという好調ぶりです。

■賃貸建設が増加している理由は?

(さらに…)

2014年7月1日 火曜日 15:00 投稿者:HyAS&Co.川瀬太志

ページトップに戻る