2015年6月

中古住宅の診断、義務化へ

今回は「中古住宅」についてです。
「中古の家を安心して買うことができる」という環境作りが進んでいますよ。

■中古住宅って安心して買えますか?

今、空き家が問題になっていますね。総数で約820万戸、日本の住宅の1割強が空き家となっているそうです。空き家は、放っておくと老朽化します。街の景観を乱しますし、防犯上もよろしくない。なにより日本の資産(ストック)が有効に活かされていないという点でもったいないことです。

国が目指している住宅市場の姿は、「これからは新築中心の住宅市場から、リフォームにより住宅ストックの品質・性能を高め、中古住宅流通により循環利用されるストック型の住宅市場に転換する」ことです。
(「国土交通省「中古住宅・リフォームトータルプランの概要」より)

でも、現実はなかなかうまく行きません。
今の日本は依然として新築中心です。中古の取引量は全体の1割強程度に過ぎません。

私は住宅相談や宅建業の仕事もしていますが、家を買おうかなと思っている人の希望はほとんど「新築」です。予算の都合などで「新築は無理」、となった段階で「中古でもしょうがないか」となります。

中古住宅は確かに新築よりは購入金額は安いですし、いい場所にあることもあります。
でも家を買う人にとって古い家は心配なのです。

「耐震性や耐久性は大丈夫か」
「修繕がいつ頃に、どれくらい必要で、どれくらいお金がかかるのか」
「そもそもあと何年くらいもつのか」

30歳の人が築20年の家を買ったら、60歳の時に築50年になっています。80歳まで生きるとすると築50年の家があと20年持つのか、となります。老後の時点では資金的にももう建て替える余力はないでしょうからね。また、安いと思って買った中古住宅が後から修繕費がすごくかかるくらい劣化していたら目も当てられません。

■中古住宅診断が義務化へ

(さらに…)

2015年6月23日 火曜日 19:22 投稿者:HyAS&Co.川瀬太志

金融資産にも課税される時代が来る!?

今回は「資産家への負担強化」についてです。
「税金はお金持ちから取ればいい」というムード、仕方がないとは思いますが、行き過ぎるのもちょっと…。

■資産がある人にはさらなる課税と負担が…

「年金不安時代に備えて若いうちからコツコツためて資産を作り、安心して老後を迎えよう。」というライフプランを考えている人は少なくないと思います。
でも今後はそれも難しくなるかもしれません…。

これはこれから大きな議論になるでしょうね。
↓↓↓

<医療や介護の自己負担額、金融資産に連動 骨太方針原案 >
(2015年6月5日付 日本経済新聞)
『政府の2015年度の経済財政運営の基本指針「骨太の方針」の原案が4日、明らかになった。来年1月に始動する税と社会保障の共通番号(マイナンバー)で個人の金融資産を把握し、資産額が多いほど医療や介護の自己負担額を増やす仕組みの検討を明記。高所得者の基礎年金の支給を一部停止するなど国の歳出の3割を占める社会保障費の抑制に重点を置いた。』

また政府からはこんな声も漏れてきています。
↓↓↓

<財務相、税制改正「改革検討の時期」>
(2015年5月19日 日本経済新聞)
『麻生太郎副総理・財務相は19日の経済財政諮問会議で、民間議員が提言した資産課税の強化などの税制改正について「人口構造の変化などを踏まえた総合的な改革を検討すべき時期に来ている」と述べた。今夏から政府の税制調査会で具体的な検討を始める方針だ。』

内閣府のHPにある「経済財政諮問会議」の当日の議事録を見ますと、民間議員として会議に参加されているサントリーの新浪社長がこのように発言されています。
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『65歳以上の方々は、大変に資産を持っている方と、そうでない方のばらつきがある。これをフローだけ捉えていて、今後の新しい税体系を本当に考えられるのか。この点は一度データを出していただいて、今、どういう状況にあるのか。マイナンバーを活用して、資産そのものも少しみていかなければいけないのではないか。そういう意味で、新しい税体系にはストック(資産)というものも考えなければいけないのではないかと、御提案申し上げる。』

まだまだ大きな方針なのでどうなるかはわかりません。これから税制調査会などで議論がなされていくことと思います。ただ、方向性として、「資産がある人は老後の社会保障も年金も自分で何とかしてもらいましょう。また資産そのものにも課税していきましょう。」となっているのは間違いありませんね。

(さらに…)

2015年6月8日 月曜日 15:47 投稿者:HyAS&Co.川瀬太志

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