2017年5月

GDP改定は「ごまかし」でダメなことなのか?

今回は「GDPの改定について」です。私たちの暮らしにも関係がある?

 

■GDPは増えた方がいいのだが・・・

先日、2017年1~3月期の国内総生産(GDP)速報値が出ました。
実質成長率で前期比0.5%増、年率換算では2.2%増でした。

GDPとは、「国内で新たに生産されたサービスや商品の付加価値の総額」のことですね。
もっと簡単に言えば、その国の経済力を表す指標でもあります。
「日本はアメリカ、中国に次ぐ世界第三位の経済大国」とよく言われますが、これもGDPの大きさでの順位ですね。
経済指標ですから、前年対比でプラス成長になると「景気がいい」ということになりますし、マイナス成長になると「景気が悪い」と判断されます。

経済に関わる全ての人が世界各国のGDPに注目しています。
GDPの増加は世界経済における日本の評価を上げることにもつながっています。

(さらに…)

2017年5月23日 火曜日 15:56 投稿者:HyAS&Co.川瀬太志

韓国大統領選挙、注目の争点はなにか?

今回は「韓国大統領選挙」についてです。
いよいよ本日(5月9日)投開票ですね。

 

■韓国大統領選、注目の争点は?

今年は選挙イヤーです。
注目されていたフランス大統領選が終わりました。事前に予想された通りマクロン氏が勝ちました。
これでひとまずEUが不安定な状態になることは避けられたわけなので、市場関係者をはじめとしてホッっとされた方も多かったのではないでしょうか。

さて、次は韓国大統領選挙ですね。5月9日投開票です。
事前の見通しではこんな感じです。
↓↓↓

<文氏優勢のまま最終盤へ 韓国大統領選>
(2017年5月6日付 日本経済新聞)
『韓国大統領選の投開票日が9日に迫った。
最新の各種世論調査によると、最大野党「共に民主党」の文在寅(ムン・ジェイン)候補が軒並み40%前後の支持を保ち、優勢なまま最終盤に入った。
「2強」とされた野党第2党「国民の党」の安哲秀(アン・チョルス)候補の支持率は2割前後に沈み、保守系「自由韓国党」の洪準杓(ホン・ジュンピョ)候補が安氏に肉薄してきた。』

左派の文在寅(ムン・ジェイン)氏がかなり優勢のようです。それを追うのが中道左派の安哲秀(アン・チョルス)氏と保守の洪準杓(ホン・ジュンピョ)氏という構図ですね。

世論調査でリードする文氏は、反日・反米で北朝鮮に融和的と言われていますので、いま北朝鮮情勢が緊迫していることもあって今回の選挙は日本では安全保障面で注目されていますね。

しかし、韓国の国内問題でいえば、もっと重要な争点なのが「経済・雇用問題」です。各候補者はそれぞれの雇用公約を掲げています。
韓国の人たちから見れば今の雇用情勢をどう改善してくれるのか、ということの方が関心が高いようです。

 

■重要な争点は「若年層の雇用問題」

韓国の全体の失業率は16年時点で3.7%とそれほどひどいわけではありません。
しかし、若年層(15歳~29歳)に限っていえば失業率は9.8%に跳ね上がります。これは過去最悪の水準です。
大学を出ても就職先がないような現状に若者たちが不満を持っています。
朴槿恵(パク・クネ)前大統領の罷免を求めて国内で大規模なデモが行われていましたが、そこにも多くの若者が参加していました。

韓国経済の特徴は、大手の財閥が中心であることと輸出で稼いでいることです。大手10財閥の売上はGDPの7割以上にもなります。
また貿易依存度は日本が28%程度なのに対して韓国は72%です。(2015年度)特に、輸出依存度が高いので、輸出先の経済動向や為替に大きな影響を受けます。
最近では、最大の輸出先である中国経済の成長鈍化の影響を大きく受けています。
今、厳しい経営環境にある財閥企業に雇用拡大を求めても難しいのが実情です。事実、財閥企業への新卒採用は極めて狭き門になっています。

(さらに…)

2017年5月9日 火曜日 12:11 投稿者:HyAS&Co.川瀬太志

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