建築家と建てる家に関する意識調査 2016

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建築家と建てた家に7割以上が満足しているも、建築家への依頼検討は半数以下
自宅にこだわりがありそうなタレント1位は「GACKT」

調査概要

1) 実施期間 :2016年9月30日~11月19日
2) 調査方法 :ハイアス運営サイトでアンケートにて選択式で回答を得た
3) 調査対象 :20歳以上男女
4) 有効回答数 :531名
<男子:63%・女子:37%、20代:19%・30代:34%・40代:24%・50代:16%・60代以上:8%>
注:パーセンテージの計算は少数第1位を四捨五入し記載しているため、合計が100%にならない場合があります

調査結果

1)建築家のイメージは「敷居が高い」、しかし実際建てた層では「要望を聞いてくれる」もトップ
建築家の建てる家のイメージは「デザイン面・機能面など多方面で配慮がされた家」

2)建築家と建てた家に「満足」7割以上、建築家との家づくりをして「良かった」8割以上
理由は「自分の要望と価格のバランスを考慮してくれた」

3)2年以内に注文住宅の購入検討層でも、「建築家への依頼検討」は半数以下

4)「ゼロ・エネルギーハウス(ZEH)」の認知度、「分からない」が6割以上

5)「省エネ性能」について、実際に建築家と建てた層は「意識したほうが良いと思う」9割、 2年以内に注文住宅の購入検討層も「意識する」9割

6)「断熱・気密性能」について、実際に建築家と建てた層は「意識したほうが良いと思う」9割以上、 2年以内に注文住宅の購入検討層も「意識する」9割

7)家づくりで重視したほうがいいと思うものトップ3、「耐震性」、「断熱・気密性」、「間取り」

8)自宅にこだわりがありそうなタレントのトップ5は、 「GACKT」、「タモリ」、「ヒロミ」、「小林幸子」

1)建築家のイメージは「敷居が高い」、しかし実際建てた層では「要望を聞いてくれる」もトップ
建築家の建てる家のイメージは「デザイン面・機能面など多方面で配慮がされた家」

建築家のイメージでは、【2年以内に注文住宅を建てる検討】層のトップ3は、
「敷居が高い」(35%)、「ユニークさにこだわる」(12%)、「一般住宅より大きな施設や建物の設計に重きを置いている」(11%)でした。
一方、【建築家と家を建てた】層では、「敷居が高い」(21%)もトップであるものの、「要望を聞いてくれる」(21%)も同位で、続いて「提案を否定しづらい」(15%)となりました。
また、建築家が設計する家のイメージでは、【2年以内に注文住宅を建てる検討】層、【建築家と家を建てた】層とも「デザイン面・機能面など多方面で配慮がされた家」がトップ。
層によって回答に一番乖離があったのは、「ライフスタイルを考慮された家」で、【2年以内に注文住宅を建てる検討】層では18%であるのに対し、【建築家と家を建てた】層では25%と7ポイントの差が生じています。
建築前のイメージと実際とでは、各項目の順位に大きな差は無いものの、項目ごとの割合では差があり、建築家はマイホームづくりにおいて、ある程度、身近な存在のようです。

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2)建築家と建てた家に「満足」7割以上、建築家との家づくりをして「良かった」8割以上
理由は「自分の要望と価格のバランスを考慮してくれた」

【建築家と家を建てた】層を対象とした建築家と建てた家の満足度は、「満足している」が77%で満足している層が7割以上と、圧倒的に多いことが分かりました。
建築家と家づくりを行なって良かったかという問いでも、83%が 「良かった」と回答しており、建築家との家づくりは一定以上の評価を受けている様子がうかがえます。
建築家と家づくりを行なって良かったと思う理由トップ3は、「自分の要望と価格のバランスを考慮してくれた」(39%)、「ヒアリングが上手く、生活に合った設計をしてくれた」(26%)、「性能面を考慮してくれた」(25%)でした。
1)の建築家のイメージの回答で、【建築家と家を建てた】層は「要望を聞いてくれる」が上位になっていることと通じますが、要望と価格の折り合い点を見出したり、ヒアリングによりライフスタイルに合った設計を提案してくれたりと、建築家ならではのプロの技に満足しているようです。
一方、建築家との家づくりは良くなかったと回答した層の理由のトップは、「設計料が高かった」(6%)、「建築コストが高くなった」(6%)と1割未満とはいえ存在していることから、信頼できる建築家選びが重要です。

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3)2年以内に注文住宅の購入検討層でも、「建築家への依頼検討」は半数以下

【2年以内に注文住宅を建てる検討】層に対し、建築家にマイホームの設計の依頼を検討しているか聞いたところ、「検討している」と回答したのは49%で、半数以下に留まっていることが分かりました。
2)の結果の通り、実際、建築家と家を建ててみると満足できるものの、建築家との家づくりは検討さえされていない様子が分かります。

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4)「ゼロ・エネルギーハウス(ZEH)」の認知度、「分からない」が6割以上

「ゼロ・エネルギーハウス(ZEH)」の認知度について、「分からない(「分からない」30%、「あまり分からない」33%)」が 63%と、認知度はあまり高くないことが分かりました。
家の構造や設備等については、専門的で分かりにくいと言われがちですが、「ゼロ・エネルギーハウス(ZEH)」のような話題になった言葉ですら、分かっていない割合のほうが高いようです。

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「省エネ性能」について、実際に建築家と建てた層は「意識したほうが良いと思う」9割、 2年以内に注文住宅の購入検討層も「意識する」9割

省エネ性能について、【建築家と家を建てた】層に対し、家づくりの上で省エネ性能は意識したほうが良いと思うかとの問において、「思う(「思う」52%・「まあ思う」38%の合計)」が9割でした。
一方、【2年以内に注文住宅を建てる検討】層にも、家づくりの上で省エネ性能は意識するか聞いたところ、「する(「する」49%・「ある程度する」41%の合 計)」は9割でした。
4)の結果のとおり、「ゼロ・エネルギーハウス(ZEH)」の認知度は高くはないものの、「省エネ性能」を意識している割合が高いことが分かりました。

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6)「断熱・気密性能」について、実際に建築家と建てた層は「意識したほうが良いと思う」9割以上、
2年以内に注文住宅の購入検討層も「意識する」9割

断熱・気密性能について、【建築家と家を建てた】層に対し、家づくりの上で断熱・気密性能は意識したほうが良いと思うかとの問において、「思う(「思う」56%・「まあ思う」35%の合計)」が9割以上でした。一方、【2年以内に注文住宅を建てる検討】層にも、家づくりの上で断熱・気密性能は意識するか聞いたところ、「する(「する」45%・「ある程度 する」45%の合計)」は9割でした。家づくりにおいて、ほとんどの消費者は「断熱・気密性能」を意識していることが分かりました。

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7)家づくりで重視したほうがいいと思うものトップ3、「耐震性」、「断熱・気密性」、「間取り」

家づくりの上で重視したほうが良いと思うものでは、「耐震性」の割合が最も高く、次いで「断熱・気密性」、「間取り」 でした。
【建築家と家を建てた】層、【2年以内に注文住宅を建てる検討】層とも、上位には同じ項目が選ばれており、 家への関心が高い層は共通認識を持っていることが分かりました。

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8)自宅にこだわりがありそうなタレントの上位は、
「GACKT」、「タモリ」、「ヒロミ」、「小林幸子」

自宅にこだわりがありそうなタレントで票を多く集めたのは、「GACKT」さん、「タモリ」さん、「ヒロミ」さん、「小林幸子」さんでした。GACKTさんはご自宅について、室内に滝がある、バスルームが30畳あるといったお話をこれまでされており、最近では海外に複数の家を持っているとお話されていることから、自宅にこだわっているという印象を持っている割合が多いのではないかと思われます。

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