消費者から求められるプロとしての仕事ができているか

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地域工務店が生き残るために必要なこと

依然として厳しい住宅市場の中で着工待ちのお客様が行列する会社がある

新設住宅着工戸数の推移

平成22年の新設着工戸数は81.3万戸で、平成21年の78.8万戸よりも増えましたが、平成20年の109.3万戸の水準を回復するまでには至らず、依然として厳しい状況が続いています。この厳しい市場に対応するために、住宅会社は革新を迫られています。

住宅購入者層の年収が落ちたことに対応するために、まずローコスト住宅に注目が集まりました。しかし、ローコスト住宅のノウハウを一巡し、タマホームやパワービルダーがシェアを伸ばしたあとは価格競争に陥り苦しんでいる会社が多くなりました。

そこで、他社と差別化するために、高性能住宅やデザイン住宅、自然住宅に多くの会社が取り組みました。しかし、似たような住宅に取り組む会社が増え、持家市場が縮小する中で大幅に棟数を減らす会社が増えています。

このような市場でも、着工待ちのお客様が行列し、安定受注を続けている会社があります。そのような会社になるためのヒントを掴んでもらうために、弊社では1月26日、28日に「設計力を極め、自社ブランドを地域に浸透させる工務店戦略」と題して、3人の講師をお招きしてセミナーを開催しました。

参加企業の経営者様からは、「このセミナーをヒントに自社の戦略を見直したい」、「刺激的な話で、いくつものヒントが得られました」とコメントを頂きました。ここではそのセミナーのエッセンスを紹介したいと思います。

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