TV東京系「ガイアの夜明け」にて「リノべる。」が特集される!

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はじめに

一次取得者層の年収低下とそれに伴う彼らの貯蓄の減少により、新築住宅の取得はますます困難に……生活者にとっても、住宅・不動産業界にとっても深刻な問題です。一方で、「必ずしも新築にこだわらず、リーズナブルな負担で、自分好みの住宅を手に入れたい」と考える方々も増えています。「中古不動産売買仲介+リノベーション」(以下「仲介型リノベーション」)というスキームで、マンション分野において、こうしたニーズに応えるのが「リノベる。」です。

当社は、リノベる株式会社と提携関係を結び、今春より、このビジネスの全国展開を、ともに進めてきました。私どもが開催する「仲介型リノベーションセミナー」には、3ヶ月で200社以上の不動産会社様が参加。実際に「仲介型リノベーション」という新たな切り口・提案で大きな成果を創出されている企業も少なくありません。

「中古住宅の活用」「リノベーション市場の活性化」といった時流もあり、去る9月17日には、テレビ東京系のドキュメント番組「ガイアの夜明け」にて、「“中古”で実現!自分好みのマイホーム」と題して「リノベる。」事業が大きく取り上げられました。放映後、ユーザーと事業者、双方の方々から、「『リノベる。』でマンションを入手したいのですが……」「当社も是非このビジネスを取り組みたい」といった反響を数多くいただいています。

「リノベる。」については、これまでにも本誌で折に触れ取り上げてきましたが、業界内に留まらず、幅広く耳目を集めることになったこの機に、「これまでのリノベーションビジネスとどう違うのか」といった点を中心に、改めてご紹介したいと思います。

「仲介型リノベーション」とは?買 取再販型との違い

一般的なリノベーションビジネスとは、いわゆる「買取再販型」といわれ、事業者が中古物件を買い取った上で、それを市場や次の使用者のニーズに合致した仕様へとリノベーションした上で再販します。一方「リノベる。」が該当する「仲介型」は、新ユーザーが物件購入後に、リノベーション業務を発注し、自らが使いやすい形へと生まれ変わらせるという流れになります(図1)。

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居住者(取得者)にとって「仲介型」にはどのようなメリットがあるのでしょうか。まず挙げられるのは、世の中のごく一部にしか出回っていない少数のリノベーション物件の中からではなく、数多く売りに出されている中古マンションの中から物件を選ぶことができるということです。つまり居住するエリアや立地についての選択肢が大きく広がることになります。

よって、周辺環境など(重要視しているものの)変更できない諸条件については、しっかりこだわった上で物件選びをしていただき、間取りや内装など、変えられる部分については、取得後に自在にリノベーションすることで、自分好みのマイホームを実現できるのです。

こういった利点がありながら、これまでのリノベーション市場は、「買取再販型:100」に対して「仲介型:1」という極端にいびつな比率・構造が維持されてきました。

これはひとえに、資金余力のある企業や、リノベーションに必要な技術・ノウハウをトータルで備えた企業のみが担い手となって、この市場が生成・拡大してきたからであり、取得者のニーズを反映した結果というわけではありません。「リノベる。」は、ユーザーメリットを最大化すべく、幅広い事業者が参画する形で、「仲介型リノベーション」という新分野開拓に挑戦するビジネスネットワークといえるでしょう。

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