ハイアス・アンド・カンパニーが主宰する戸建賃貸住宅の工務店ネットワーク「ウィルスタイル」の全国大会がこのほど、同社本社で開かれた。賃貸住宅市場での他社との差別化を図るため、断熱性能と耐久性を前面に打ち出す方針を示した。全商品とも建築物省エネルギー性能表示制度で「★4」を標準仕様で満たすことをオーナーに請求。加えて、大会のテーマに「建築と不動産コンサルティングの融合」を掲げ、不動産の資産活用の提案に力を入れる考えを示した。不動産ビジネスのネットワークブランド「不動産相続の相談窓口」に参画することで、資産相談を契機に戸建賃貸の受注につながる可能性があるとした。公式サイトを改訂し、来年1月にも運用を開始。戸建賃貸の収益性の周知を従来よりも強化していく。
2016年12月7日 水曜日 13:16
ハイアス・アンド・カンパニーは11月15日、戸建て賃貸住宅供給ネットワーク「ウィルスタイル」の第11回全国大会を開催した。80社が参加した。
2016年の本部方針として「不動産と建築の融合」を打ち出した。今後のウィルスタイル事業の普遍的なテーマとして位置づけ、不動産活用の研修や各店舗での「不動産相続の相談窓口」展開など、ウィルスタイル事業の拡大を目指す。
具体的には、12月16日に「不動産活用の基礎知識を習得」の一般研修を、2017年1月23日に「土地活用(戸建て賃貸)の実践的手法を習得」を、同3月に「金融機関・不動産会社への商品訴求手法習得」の特別研修を予定している。
また、2017年5月には、現在ウィルスタイル事業に参加する住宅会社および工務店131社がそれぞれ戸建て賃貸オーナー発掘手法を持ち寄り報告・交流する「発掘手法ベンチマーク研修」の開催を計画している。
地域の不動産オーナーの資産相談を行い、アドバイスすることを通じて、戸建て賃貸住宅ビジネスを広げる「不動産相続の相談窓口」は、今年10月からスタートし、すでに50社が参加している。
2016年12月7日 水曜日 13:15
ハイアス・アンド・カンパニー(東京都、濱村聖一社長)は、戸建て賃貸住宅「ウィルスタイル」事業で、全国のパートナー企業で構成するウィルスタイルクラブの受注促進策として、「ユニキューブ」を建築する地主や投資家に対する一定期間家賃保証サブリースを新たに提供する。
同社は、同クラブのパートナー企業を通じて戸建て賃貸住宅のユニキューブシリーズを建設する施主に対し、所定賃料で10年間の一括借り上げ契約を行う家賃保証付サブリースを開始する。
2016年4月20日 水曜日 16:52
ハイアス・アンド・カンパニーは10日、戸建賃貸住宅供給ネットワーク、「ウィルスタイルクラブ」全国大会を開催した。戸建賃貸住宅ジャンルの中で、年間施工実績のシェアを10.9%にする目標に向けて年間763棟を施工する計画を策定した。
柿内和徳取締役執行役員は「資産課税強化が進む流れの中で、大きなビジネスチャンスが来た。まだまだ伸びる余地がある」と語った。
不動産会社を開拓して連携するための研修と、コストの検証を実施するための研修を開始する。
濱村聖一社長は、「中古になっても高い家賃がとれ、高く売れるように仕立てる。今後、温熱性能の基準が高まるなど、住宅性能表示自体が問われる。それに備え、耐久性能と劣化対策を保証する仕組みをつくりたい」と語った。
2015年11月17日 火曜日 15:23
光正工務店(川崎市、飯尾光正社長)は、RC造から新築木造、リフォームまでを手掛ける地域建設会社で06年に戸建て賃貸住宅「ユニキューブ」の販売を始めた。RC造、木造アパートなども手掛けたものの、採算的にあまり良くないことから商品を探すなかで、ハイアス・アンド・カンパニーが手掛けていた「ウィルスタイル」という戸建て賃貸住宅の供給の仕組み取り組むことになった。
飯尾社長が地元出身で地域の人脈があり、地主層とも付き合いがあるため、50~60坪くらいの駅から離れて駐車場にしても埋まらない土地を有効活用する手段として戸建て賃貸を提案した。1棟建てたところ顧客の地主層から喜ばれ、リピート受注が入るようになった。
戸建て賃貸住宅というニッチな市場だが、子育て層など戸建てに住みたいというニーズがある一方で供給は極めて少ないこと、建築費が安く利回りが良い、入居率が良く、すぐに入居者が埋まるなど地主、不動産会社そして建設する同社にとっても工期が短く回転率の高い商品として取り組みやすいものだった。
2006年から累計で60棟を供給、現在も空室はなく、家賃も川崎地区での14万3800円が平均と高くとれ、法人契約も多いという。地主層だけでなく、不動産会社からの紹介もあり、その場合は建設後に管理をその不動産会社に依頼することで、さらに関係が強くなる傾向もある。
ウィルスタイルのユニキューブは断熱材のデコスドライ工法を採用し、省エネ性能が高く、コストも安いことで「工事費で利回りは15%くらいいくので、利回りで負けることはない」と営業部の田中氏は話している。
相続税関係で今後も戸建て賃貸を建てたいという要望は増えてきそうで、相続時の財産分与が戸建て賃貸は明確に分割できることもメリットに挙げている。
2015年1月14日 水曜日 17:52