WILLSTYLEで美しい町並みの実現 /3号 2009/10

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Will Style シリーズは戸建住宅の特長も持ち合わせています。同様のコストであれば、通常の一戸建てを建てるより、1棟は自宅として、1棟は賃貸用として活用する「インカムハウス」として利用できます。国交省の調査によると、戸建住宅に住みたいと希望する人は全体の70~80%に上ります。ところが戸建ての賃貸住宅となると、わずか数%しか供給されていないのが実情です。この需要と供給のアンバランスを正し、より快適な住生活が広く提供できる助けになればと私どもは考えています。

少子高齢化時代の低コスト都市化への適応力も

Will Styleシリーズはモダンなファサードを持ち、前面に駐車場を配置しているため、植栽を緩衝材とすることによって既存の街並みにうまく調和することが可能です。またそのコンパクトさから、斜線制限やセットバックといった用途制限や、これからの都市計画にも容易に対応できるという魅力があります。
都市計画の先進地域としては独のフライブルグや仏のストラスブール、国内では富山市が挙げられます。

仏西部の古都ストラスブールでは都心にトラム(路面電車)を配して放射線状に街を展開し、中央駅エリアへの商業施設の集約を行っています。また、放射線の先端部に無料駐車場を配置し住宅地へのアクセスを容易にしています。これにより街中への自家用車の乗り入れをストレス少なく制限しています。
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富山市では徒歩圏(お団子)と幹線(串)からなるクラスター型の都市構造を目指しています。つまり、徒歩で移動できる程度の地域生活圏に便利で安全な生活の場を実現し、これが複数の幹線により有機的につながった状態の、ぶどうの房のような構造をイメージして都市整備計画を推し進めています。
所用する公共施設へは公共交通(串)を利用することで容易に足を運ぶことができるため、拠点集中型のコンパクトなまちづくりが実現できるということです。

また、都市レベルでエネルギー効率を高める取り組みも始まっています。環境政策で先進的な取り組みで有名な独南西部の都市フライブルクでは、徹底した省エネと再生可能エネルギーの利用で、通常の住宅地に比べ、エネルギー消費を半減、二酸化炭素排出を7割も削減しています。(市内の特区であるボーバン地区ではプラスエネルギーを実現済み)
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また、役所には都市計画の専門家、建築の専門家、エネルギーの専門家などが配置されています。専門家の中にはマイスターも配置され、各分野の技能・技術レベルを維持しています。特に住宅マイスターは街並み造りやエネルギー性能の維持にも大きく貢献しています。私どもは、住宅マイスターにWill Styleシリーズの説明を行いました。彼らの評価は郊外の街並み形成に巧く組み込める幾何学的なコンパクト住宅であり、省エネ力が街並みの創作意欲を生むとの好意的な評価を頂きました。

今やフライブルクは世界的にも環境政策の先進事例として各国から視察団が訪問する都市となっています。日本の大手ハウスメーカーも数年前より現地を訪れ、既に商品にその成果を取り込み始めています。また、1年半前には民主党の菅現副総理も地域林業と上記のボーバン地区の視察に訪れられたようです。

Will Styleの環境性能は非常に高いものがあります。私どもはその性能を施主の皆様の資産性維持に更に活かして行くべく努力する所存です。今後も時代の流れに即応した事業商品の提供を心がけて参りたいと思います。

(土岐)
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