住宅の省エネ性能、耐久性、耐震性の向上を実現

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ベタ基礎断熱“タイト・モールド工法”の責任施工全国ネットワーク

基礎工事の施工精度の影響 耐久性、耐震性の問題点

ベタ基礎工事における施工精度が住宅の性能に及ぼす影響について、問題意識を持たれている住宅会社の経営者様はどのくらいいらっしゃいますでしょうか?建築費のコストダウンを考えた場合、ベタ基礎工事の品質確保についての優先順位は低くなりがちかも知れません。

しかし、実はこのベタ基礎工事の施工精度を高めることで住宅の耐久性、耐震性を大きく向上させることができ、更には省エネ性能を上げて自然エネルギーの有効活用を発展させることに繋げる方法があります。

省エネ住宅の普及が業界の必須テーマのなか、顧客に支持される家づくりのためにもこの基礎工事のあり方について再確認することは価値があるのではないでしょうか。まずはベタ基礎工事において、よく見られる業界の課題を確認していきます。

一般的なベタ基礎はどうしてもコンクリートに継ぎ目ができてしまいます。 その継ぎ目より亀裂が生じて、水やシロアリの侵入を招くリスクがあり、また、耐久性の問題も無視できません。しかし、鋼製型枠によるコンクリート打設の1回打ちは施工が難しく、コストバランスを考えると実現されにくいのが業界の現状だと思います。

次ページの写真は、構造用金物をコンクリート打設後の様子ですが、アンカーボルトが中心からずれてしまっています。

アンカーボルト、ホールダウン金物は、土台や柱を基礎とつなぐ重要な金物であり、これらの位置がずれていると住宅の耐久性、耐震性にも影響を及ぼします。

この精度については、是非一度、現状の施工状況についてご確認されることをお薦めしています。基礎工事については職人の高齢化が進み、高い技術を持った施工体制を確保することは簡単ではなくなってきているので、この施工品質について再確認する価値はあるかと思います。

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