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市場の縮小、需要の減少、競合の激化の時代に工務店が打つべき戦略には何があるでしょうか。重要なことは、注文住宅建築への集客間口をどう確保するかです。
住宅の消費税が引き上げられた場合、「新築住宅をやめて消費税のかからない中古住宅にする」という住宅購入検討者は約半数の51.5%にも上ります(日経BP 社「既存住宅流通・リフォーム推進事業報告書」)。たとえば、この中古住宅とリフォームの市場拡大を好機とすれば、建築業との相乗効果を図れる不動産機能をさらなる軸として持つことで集客間口の拡大が可能になります。注文住宅をメインとする工務店は、新築かつ注文住宅を望む住宅購入検討者のみにアプローチすることしか出来ません。不動産事業に参入し売買仲介機能を持つことで、新古に関わらず住宅購入検討者の全てをターゲットにでき、集客の間口を拡げることが可能となります。1売買仲介手数料での収入源増加に加え、2土地なし客への土地提供、3中古住宅とリフォームとのセット提案、4売却検討する顧客も建築対象に加えられるなど、建築・リフォームの本業との相乗効果が図れます。