R+house オーナー様の“天の声”レポート

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健康に与える影響

ここでもう少し、お施主様の感想をご紹介したいと思います。今度は奥様の感想です。

●「去年は花粉症の症状がほとんど出ませんでした。外に出たら症状は出ますが、家の中では大丈夫でした。」

●「完全に体質が変わりました。指の先までとても冷たくなっていたのに、手足の冷え症がなくなりました。」

●「冬、夜はパジャマの上に1 枚カーディガンを羽織って、ちょっとエアコンを入れるだけ。靴下もはいていません。」

●「手足が冷たくなるのは当たり前のことだと思っていました。でも、高気密・高断熱の住宅のおかげでこんなに元気になれるなんて。本当に満足しています。」

など、ここではご紹介しきれないほどお喜びの声をいただきました。高気密・高断熱+計画換気のおかげで、夏は涼しく冬は暖かく、必要以上に窓を開けなくてもよく、最適な空気環境を実現できたのが、その理由と言えそうです。

先ほど夏の快適な湿度が50~60%ということを述べましたが、この数値は単に体感の快適性だけを表す指標ではありません。湿度は60%を超えるとカビやダニが繁殖しやすくなり(図4参照)、建物の耐久性低下を引き起こすことに加えて、居住者の健康被害リスクを高めてしまうため、極めて重要な指標であると言えるのです。

図5は、日本建築学会で発表された論文の資料なのですが、戸建て住宅で現在の省エネルギー基準(平成11年基準)を満たす住宅に住み替えた居住者の各種疾病にかかっている人の割合が改善されることを示しています。特にY様(奥様)のように、アレルギー性疾患の著しい減少が読み取れます。

また、このように健康状態の改善に伴う医療費と休業損失が軽減されることは、経済価値にも置きかえられるわけですが、その内容を分かりやすく示しているものが図6になります。

平成11年基準を満たすように戸建て住宅を建てる為に、外壁・屋根・床の高断熱化と複層ガラスの採用に要する100万円の初期投資が毎年の光熱費削減だけでは投資回収に28年もかかる(東京などの温暖地の場合)のに対して、健康維持による経済価値を加味した場合は16年で投資を回収できることが示されています。

光熱費の削減に成功したY様にとっても、現役を引退し、老後の生活を思えば、今後の人生を健康に過ごせて医療費のリスクも軽減することは、大きなメリットであると言えるでしょう。

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