ecol’oeuf[エコルフ]新プラン登場!!

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高気密高断熱住宅と疾病性

現在では、いくつもの研究機関が高気密高断熱住宅と健康(疾病)の相関関係を研究しており、多くの知見を確認することが出来ます(図2・図3)。先日行われたデコスドライ工法のJCA(日本セルロースファイバー断熱施工協会)総会においては、慶応大学の伊香賀教授の研究成果が発表されました。

【高断熱な住環境がもたらす健康への効果性】

断熱住宅の疾病予防による便益

省エネ住宅転居後の有病割合の改善効果

(図3)に表されている通り、高断熱住宅への転居により疾病が減少するという調査結果が得られております。これは、結露の減少によるカビ・ダニ発生の抑制や、機械換気による室内空気質の改善などの効果によるものと考えられています。

また、イギリスでは、保健省の冬季室内温度指針として、室内温度が16℃未満だと、寒さによる疾病・死亡リスクが高まると報告されております(図4)。

英国保健省による冬季室内温度指針

室内の温度差が大きい住宅での入浴時は、心拍数が急上昇し、心臓に負担が掛かりリスクが高まります。これに対し室内の温度差が小さい住宅では、心臓や血管への負担が大幅に軽減されます。このような研究結果などを見ますと、住宅の断熱性能が生命や健康に与える影響は大きいと言えます(図5)。しかし、実は高断熱住宅といえども気密性が確保されていなければ設計時の断熱性能は確保出来ているとは言えません。多くの高断熱住宅は気密性能を重視しておらず、実際の断熱効果は十分ではありません。気密が低いということは、折角暖めたり冷やした空気を隙間から逃がしていることになり、省エネという観点からもロスが大きいと言えます。

住宅の断熱性能は気密を高めることで初めて、断熱効果を得られるのです。

温度差の少ない住宅では入浴時の負担が軽減

英国保健省による住宅法記載の冬季室内温度指針では推奨温度21℃、許容温度18℃とされています。イギリスでは2004年に住宅法が施行され、住環境における温度を含めた様々な施策が打たれています。例えば、住宅に欠陥が認められた場合、住宅改修、閉鎖、解体の強制命令が出されたり、新築時にその基準を満たさない場合は建築許可が下りなかったりするなど、住環境における厳しいルールが運用されています。日本においては、住宅の省エネ基準は存在するものの、適合の義務化などの拘束力はないため、イギリスの「基本的人権」として定められている室内環境基準をクリアするような住宅はほとんどないと推測できます。

このような思想に基づいてecol’oeuf[エコルフ]は企画されています。それを実現するために、まず第一に高気密高断熱、尚且つ断熱材に良質なセルロースファイバー(デコスドライ工法)を標準採用しています。

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