本当に省エネ性能が高く快適な家とは

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光熱費1万円削減は初期費用300万円に相当

高性能住宅が国策として推奨されている昨今、住宅建築にかかる初期費用について、多くの住宅会社が悩まれています。お施主様は高性能住宅を志向されているが、「初期費用は極力抑えて」という矛盾したご要望に自社の粗利を削りながら応えている、というようなお話をよくお聞きします。また、「そんなに高性能な住宅は求めていない」「それよりは初期費用を安くしてほしい」といったお施主様の声に従う形で家づくりを進めている住宅会社も少なくないのではないでしょうか。

高性能住宅は快適な暮らしをお施主様に享受して頂く為のみならず、快適でありながら従来の住宅より光熱費のかからない生活が更なる顧客満足を生みます。顧客が満足されているからこそご紹介が生まれ、住宅会社勝ち残りに必須である、安定した顧客発掘基盤の構築につながって参ります。

基礎部分の断熱性向上を目指して『タイト・モールド』工法をご採用頂いた住宅会社様の多くが、この機会に自社住宅全体の更なる省エネ化に取り組んでおられます。

先程の工務店をはじめ、既に「タイト・モールド」をご採用頂いている住宅会社の多くが、以下(図2)に示す様な考え方をお施主様に示され、「省エネ住宅の優位性」を訴求しております。

高性能住宅と一般住宅の総コスト比較(40年間)

月々の光熱費を1万円削減できる省エネ住宅は初期費用に換算すると約300万円の価値があります。「タイト・モールド」工法のご採用に加え、建物全般の省エネ性能を全て高めたとしても300万円も初期費用が増加するというようなことはあるでしょうか。

仮に「タイト・モールド」工法のご採用により、既存基礎工法より40万円初期費用がアップした場合、住宅ローン金利2.0%、返済期間が35年間だとすると、月の負担増は1,325円ですので、それ以上の光熱費削減効果があれば、お施主様にとっては生活環境の向上と省エネが同時に実現できている住宅と言えます(図3)

タイト・モールド工法を使用した時の熱損失量の変化

工務店と共に開催した「基礎工事現場見学会」の効果

愛知県にて「タイト・モールド」工法をご採用頂いた住宅会社様と施工代理店の共催にて、お施主様のご厚意により、去る7月末の週末「エンドユーザー向け基礎現場見学会」を開催いたしました。

ご来場のお客様からは「現場綺麗ですね」「確かにアンカーボルトが真っ直ぐですね」「打ち継ぎが無い基礎は隙間(土台と立ち上がりの間)が無いんですね」などのお声を頂き、基礎は家づくりの重要なチェックポイントであるということに一般消費者にも気づいて頂き、「住宅会社選びの基準」の一つとして、「どのような基礎工法を採用しているか」という視点を持って頂きたい、という私どもの意図は十分に伝わったご様子でした。

今後もこの様な取り組みを各地で推進して参りますが、開催の際に近隣住宅会社様にもご案内をお送りさせて頂く事もございます。皆様のお手元にご案内が届いた際には、是非一度足をお運び頂ければと考えております。(粟津)

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