「R+house」をベースとしたパッシブハウスへの挑戦

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一方、最適な空間設計を行うには、住まい手の暮らし方をきちんと把握することが欠かせません。そのためのヒアリングは極めて重要なものですが、こうしたコミュニケーションの機会を通じて、建築家の側から、専門家としての提案も行います。

26-02-04

メインとなるのは開口部との付き合い方です。窓を開けて涼しい風を取り入れつつ、強い日射を遮りたい夏場、あるいは暖かな日差しを取り入れたい冬場など、季節によって要望は変わります。その時々にウインドキャッチャーやルーバー等、もともと建築に施された仕掛けを居住者自身が上手に活用することで快適性を高められることなど、適切にアドバイスをさせていただきます。

26-02-05

気密性と断熱性の非常に高い「R+house zero」は、中間期には自然の風を通しますが、冬と夏は全館冷暖房が基本です。一見、膨大な冷暖房費をかける無駄の多い生活のように感じられるかもしれません。しかし、間仕切り壁の少ないワンルーム仕様の空間設計と、極めて高い気密・断熱性能を両立させた「R+house zero」では、これまでのような「採暖」や「部分暖房」の生活ではなく、家じゅうどこにいても快適な居住空間を、小さなエネルギー消費で実現することを可能にしました。

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