寡占化が進む2016年以降の成長戦略〜地域ブランディングの重要性と手法を説く〜

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『仕組み』による生き残り

『2016 年度以降の 60 万戸時代の到来』、『ローン減 税が終了する 2017年までに第一次の勝敗がつく』、『市場はこの数年で一気に勝つか負けるかの2極化が進む』等、住宅業界はサバイバル(生き残り)時代を迎えます。

実際、図表1にあるように国土交通省は 2014年、2015年の新築着工戸数を80万戸代と予測していますが、翌年2016年以降は激減すると見ています。

本誌でも 2014 年度の重要性は繰り返しお伝えしてきましたが、早いもので今年も6月に入り、折り返し地点 が近づいて来ました。この初秋に消費税 10% が正式に 決まった段階で、2015年3月まで新築住宅の受注は上 がり続け、その先一気に冷え込むというのは多くの方が 容易に想像できる訳ですが、いよいよカウントダウンが 始まりました。この後も工事が忙しくなり、営業する時間も失くなってしまうようでは、昨年の駆け込み需要時と同じ轍を踏むことになります。当たり前ですが、そうならないためにキッチリとした準備が必要と言えます。

2016年に向けて準備するのは『仕組み』と『ブランド』

2016 年4月以降、来場されるお客様が減少しても安 定的に受注を上げるためには、より厳しい勝負に勝てる だけの『仕組み』を持たねばなりません。また、新築住 宅市場はおおよそ3分の2になり、その環境下で経営 安定化の実現が求められます。それには、今のうちから地域における『自社ブランド』の浸透をより強く推し進め、顧客への認知度を高めシェア倍増を目指す、そのような考えなくして今後の経営の安定化は図れないでしょう。

弊社では新築住宅事業として、アトリエ建築家とつくる高性能住宅『R+house』を通じて、『仕組み(商品力 +集客力+営業力)』による『ブランド』づくりのお手伝いをしています。

R+houseの仕組み

住宅事業を成功させるためには、『商品力』『集客力』『営業力』の3つが重要ですが、R+house はこの3つを高いレベルで備えているのが特徴になります。

【商品力】

R+house の最大の特徴は、2020 年省エネ義務化基準 を大きく上回る高性能(Q値1.9程度、C値0.5程度) を備え、かつお客様の希望を実現するデザイン力の高 さを有する提携建築家によるプラン作りです。加えて、同程度の性能を実現するには 80-90 万円/坪程度かかるといわれる費用を50万円程度で実現することもお客様には魅力的な要素です。

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