エージェント・マスター・サービス(AMSシステム)がより進化。キーワードは「スピード」 〜新機能追加で顧客満足と生産性の向上へ〜

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利用者の声を反映した機能追加

2014 年9月、AMS システムに新機能、新サービスが追加されました。今回はそのポイントを紹介いたします。今回の追加で最も重視したことは、お客様対応におけるスピード感の向上によって、顧客満足を引き上げるということです。この実現に向けていくつかの機能追加(オプションを含みます)をいたしました。一つは(AMS センター利用の場合の)物件配信回数が、1日1回から1日2回に変更されたことです。この機能をご利用いただくことで、より最新の新着物件をお客様に提供することが可能になります。

次にご紹介する機能は「オートメーション」です。これはオプション機能とはなりますが、新着物件や掲載終了物件の自動取り込み機能となります。情報のご利用にあたっては、最終的には物件確認は必要ですが、重複の有無を確認する時間をかけるより情報をスピーディに自社のAMSデータベースに取り込むことを優先したい皆様には有効な機能ではないでしょうか。冒頭にも書きましたが、これらの機能はお客様への情報提供のスピードを重視することで、追客時間短縮の可能性を高めることで営業生産性向上につながるものと期待しています。

さらに、お客様との折衝場面で、より簡単にわかりやすく情報提供をしていただくための機能も追加しています。その一つは、一覧印刷機能です。これは公開中の物件情報や過去の成約済み事例を「一覧」で表示、印刷することで、お客様がお探しの地域での相場観をお持ちいただきやすくするための機能です。例えば、過去(成約事例)と現在(売り出し事例)を同時に比較することで、上げ気味か下げ気味かなどの相場の流れもつかみやすくなり、条件の優先順位付けなど商談を次のステップに進めやすくなることを期待しています。

また、House Point Web版もリニュアルされています。実際にお使いになるお客様にとって、より見やすくすることを重視して、地図サイズの拡大、条件入力を簡易に、詳細リストには地図と同じピンの色を表示して連動して見やすくする、など細やかな点まで配慮してリニュアルを実施しました。

AMSを活用したスピーディな土地なし客対応事例

SUUMOの調べによると、土地なし客の平均成約期間は14ヶ月だそうです。土地をお持ちでない方の多くは1年以上かけて数多くの物件を見て回って、ようやく「自分が理想とする、十分な広さがあり、地形・立地・環境が良く、かつ安い土地はないんだ」ということに気付きます。そこで、はじめて実際の相場を踏まえた、現実的な土地探しへと方向転換するのです。先ほどの14ヶ月という数字は、我々が肌で感じているそうした実態を反映したものといえるでしょう。全国の住宅会社や住宅営業マンが、土地なし客対応の優先順位を落としてしまうのも無理からぬことです。

ここからは、熊本県O社の事例を紹介しながら、不動産取引において「スピード」を大事にすることがいかに生産性拡大につながったか、を一緒に考えてみようと思います。

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