プレ住宅地盤診断レポート(BIOSCOPE)利用者急増中!
~活用事例と今後の展開~

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BIOSCOPEの今後の展開

BIOSCOPEでは、現在、約11万件のボーリング柱状図をもとにした情報を公開しています。今後、さらに有効な情報提供ツールとするために、バージョンアップを図っていきます。

まず、約450万件のスウェーデン式サウンディング試験(以下、SWS試験)データをオリジナルデータにカスタマイズして、換算N値や推定土質、貫入深度の公開を進めています。この機能は、建築予定地周辺に存在する過去のSWS試験データを様々な角度で分析し、地盤の硬軟を示す換算N値、大勢を占める推定土質状況、推定支持地盤の分布深度を公開するサービスとなります。現行バージョンにて提供されている建築予定地周辺の地盤情報、住まいの安全情報に加え、地盤改良工事が必要となった場合の設計に必要な情報を入手することが可能になります。

最終的な基礎形状・地盤改良の有無は、実際に地盤調査を実施して沈下の可能性がない地盤状況であるかどうかを正確に確認することが必要となりますが、既存地盤調査データ、地形等の地盤情報を多角的に分析することで、さらに精度が高く、地盤改良工事の必要性を推定し、地盤改良工事費用の推定額をお客様に認識していただくことができるようになります。

将来的には、既に公開している約11万件のボーリングデータを活用し、地形や標高等を計算に入れ、ボーリングデータが公開されていない地域の推定模式柱状図の作成など、お客様の建築計画に有効かつ有益な地盤情報サービスが提供できるよう順次バージョンアップを検討していきます。まだまだ大きな可能性を秘めたBIOSCOPEに是非ともご期待ください。

今回、BIOSCOPEにご関心を持たれた皆様は、協会に賛助会員登録している各地域の地盤専門会社にご依頼いただければ必要時に都度対応いたします。

また協会の考え方にご賛同いただける住宅会社様は一般会員登録をお薦めしています。一般会員登録につきましては、協会までお問い合わせください。

(鵜飼・加藤)

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