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「原価管理」というと「業者を叩いて仕入れ価格、施工手間賃を引き下げる」ことと捉えている住宅会社がいまだに多く見受けられます。職人不足が益々加速していくこれからの住宅市場において、この方法で原価削減を図ることは、職人確保を困難にし、施工品質を低下させるといった問題を生じさせる懸念が強まります。
「正しい原価管理」とは、業者からの見積もり額を引き下げさせ、それを単純に積み上げることではありません。まず自社の状況を正確に分析し、排除出来る無駄な行程やコストを発見,改善することで、予算精度を高め、本来あるべき収益を計画とおりに獲得することです。この対比を理解せず従来のような感覚経営を続けることは、将来の成長力におおきな差をもたらします。
計画的に粗利益を獲得が実現する事は、例えば次の受注を獲得する為の販売促進施策、人材確保施策、商品仕様向上など、将来への投資を計画的に実行出来る、つまり経営力の向上に繋がるのです。これから迎える着工棟数の減少・消費者の予算低下という厳しい時代を勝ち抜く為に全ての住宅会社が知恵を絞る中、最初に着手すべき課題こそコストマネジメントと言えるでしょう。
年間1棟から100棟まで、それぞれの規模に応じた課題を各社抱えているはずです。なかでも「正しい原価管理で適正に利益を創出する」ことは全ての住宅会社経営者にとって共通課題です。しかし、原価管理のためだけの人材投資や工数確保をする事が困難と考える経営者も多く、課題と捉えながらあるべき姿の実現に苦労されているのではないでしょうか。CMSは、例えば小規模工務店の経営者であれば原価管理に投下する工数を削減出来、あるいは社員を抱えている中堅住宅会社であれば担当者が行う原価管理が適切であるかをマネジメントするための機能を持つ経営力向上ツールであり、研修など支援体制も備えた新しい仕組みです。
まずは全国で開催されているセミナーへご参加いただき、内容をご確認ください。
(粟津・矢部)
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