ハイアス・アンド・カンパニーがお届けする、住宅・土木・不動産業界の経営革新情報サイト
(ページ:3/3)
2、3章でみたように業者選びのための判断基準に不安があり、その点を重視して情報収集をしようとする需要者の行動や考えを確認してきましたが、その結果はどうなのでしょうか。それを示したものが以下の図表4です。
図表4は「不足しているリフォーム情報」を聞いたものですが、圧倒的に高い回答割合を示しているのが「リフォームに関わる費用の目安や基準」となっています。それ以降の選択肢は突出した傾向をみせる項目はないですが、マンションリフォーム需要者に限ってみると、自分のイメージに近い、自分の要望に応えてくれるといった、まさに顧客の期待を超えるという「工事の品質」が問われている回答の割合も相対的に高くなっています。
今回の4つの結果を並べる事で、リフォーム需要者にとっては、価格と業者選定の不安を何とか解消しようとインターネットなどで広く情報収集しているものの、結果的に不安を解消するのに十分な情報を得られていない、といった状況が推測されます。こうした消費者の不安が残ったままでは、いかに期待の高いリフォーム市場といえども、爆発的な成長の期待は小さくなりかねません。
ハイアス・アンド・カンパニーでは、ハウスINハウスプロジェクトのように、リフォームにおける非破壊・価格明示・短工期のリフォーム事業を全国の工務店とともに展開し市場に提供していますが、このような性能と品質を明示するような動きが広がると、市場全体の成長も加速しそうです。