不動産テックのその先へ。
「エージェント」のコンサルティング力が試される時代
ハイアークラブ・エージェントは5年後の不動産市場の主役に
~第5回「ハイアークラブ」全国大会からのメッセージ~

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2016年6月7日(火)、ハイアス・アンド・カンパニーが主催する不動産コンサルタントネットワーク「ハイアークラブ」の第5回全国大会を目黒雅叙園にて開催しました。ハイアークラブは、不動産のプロとして不動産資産だけでなく金融資産をも含めた個人資産の形成、所有資産の最適な利活用、承継における課題解決を提供する不動産コンサルタントネットワークとして9年前から活動しています。

今回の全国大会で発信したメッセージの中で最も重要なメッセージは、新たな「資格制度」の創設に関する方針発表です。今でも世の中には数多くの不動産業務関連の資格がありますが、この先、より求められることは「より実践的であること」であると考えます。資格制度の詳細な説明は、次号の本誌でお伝えいたします。どうぞご期待ください。

これからの不動産事業者と不動産営業パーソンに求められるもの

この図は、今大会の資料からの抜粋です。

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上記資料でも示したように、これから先、不動産営業パーソンに求められることは「IT化への対応(ITを駆使する営業スタイル)」と「コンサルティング力の向上」であると考えています。この国会で成立した業法改正の趣旨にもあるように、不動産事業者にとって情報提供の充実という考えを抜きにして競合差別化、生き残りを模索することはできません。つまり、単に「右から左に情報を受け渡す」といったスタイルではなく、お客様が抱える問題とその背景にある課題を的確に捉え、「問題を解決する力」を発揮することが求められるのです。つまり、不動産事業者の「将来の付加価値」の源泉は「コンサルティング力」にあるということです。そして、不動産事業者は、自社の営業パーソンが「エージェント」としてコンサルティング力をつけるための様々な機会提供やIT化の推進を含めた環境整備に尽力することが求められ、その実践によってのみ他社との差別化を実現できると考えています。

不動産相続コンサルタントの育成

ハイアークラブでは、エージェントとして求められる「コンサルティング能力」を高め、お客様から必要とされる提案力を身につけていただくために「研修の強化」に取り組んでまいります。

今年の1月から試験的に始めた「不動産相続コンサルタント養成講座」(6回コース)では、サンヨー不動産コンサルティングの大澤専務にもご協力いただき、ビジネスチャンスを創るための相続相談セミナーを開催するにあたって、集客手法やセミナー運営ノウハウ、さらには経験から得られた資産活用ノウハウなど惜しみなく提供いただき、講座に参加された皆様に多くの知見を学んでいただきました。これまでの常識であれば自分のノウハウを惜しみなく人に渡すようなことは考えられませんが、この研修のようにナレッジをシェアしあい、技量を高めあうこともハイアークラブに参加する大きなメリットと言えます。

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今年8月には、第二回目の「不動産相続コンサルタント養成講座」を開催する予定です。「不動産資産コンサルタント」として一流の知識と提案力を身に着けたいと考えられている方は是非ご参加ください。

研修カリキュラム(1泊2日×3回)
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