シリーズ眼を養う#014
R+house 住宅のデザインを探る

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いつも計画地に環境の想像をしながら赴き、いい意味で期待を裏切られることが多い。

この計画地は一般的な造成団地でありながら、各々の住まいがゆったりとした余白を持ちながら隣接している。

道路からはなだらかな斜面上がると平場の敷地があり、そこの高さまで上がり周囲を見渡すと、道路のある北側には広々とした青く澄み切った空がパノラマで広がっていた。

よく、敷地に高低差があると嫌われたり、日の当たらない北側道路を懸念とする傾向がある。

難しい部分は建築計画のメリットとしてストーリーの中で組み込まれるように考えれば、そこは必然となる。

毎日目にするエントランスは大好きな自分の空間に誘われるように、なだらかな傾斜の芝生の中を一段一段ゆっくり上がり肩の力を抜きながら帰宅する。

敷地の高低差による道からの視線のずれを活かした窓配置をし、周囲からの見られるストレスを解除。2階にある大きなFIX窓は空を切り取ったように絵になる風景が室内から毎日感じられ、夜になるとその透明なガラス窓からは帰宅を待ち望んでいるように優しい明りが、外の芝を照らしてくれている。

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住む家族にとって好みのここちよい空気に日々包まれ、家族の集まるリビングからは笑い声が聞こえてくるよう。安らかに過ごせる空間で幸せを感じる家は深い愛着が湧き、いつまでも大切に住まい続けることが出来る。常に住む人にとっての心の想いを形にしていると思っている。

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