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お盆に実家に帰省しました。周りには空き家が増えているようでした。
土地って本当に資産なんでしょうか?
『平成26年度 土地問題に関する国民の意識調査』(平成27年7月9日公表 国土交通省)から今の国民の土地に対する考え方を見てみたいと思います。
まず、「住宅の所有に関する意識について」です。
「土地・建物については、両方とも所有したい」が79.2%でダントツ1位です。ちなみに、平成5年の同調査開始以降、「土地・建物の両方とも所有したい」という意向は常に80%前後です。国民の約8割は「住宅は持ち家がいい」と考えているということですね。
その理由については…、
1位 「子供や家族に土地・建物の形で財産を残したいから」・・・52.7%
2位 「土地・建物は他の資産と比べて有利な資産だから」・・・34.5%
「土地・建物」は「財産」であり、「有利な資産」だから、という意識が強いようです。
今回は住宅ローンについてです。借金が嫌いな方、是非ご一読を。
住宅ローン金利はいまだに史上最低水準で推移しています。
それでもここ3か月ほどじわじわと上がってきていたのですが、8月になりまた少し下がりました。
三井住友銀行と三菱UFJ銀行は2015年8月の10年固定の住宅ローン金利を前月よりも0.05%引き下げて、1.30%としました。りそな銀行は前月よりも0.10%引き下げて1.20%です。
また固定金利の代表格である「フラット35」の最低金利も3か月ぶりに下がりました。
「フラット35」は適用金利こそ1.6%くらいですが、今は、「当初10年間は0.6%引き下げ」という省エネ住宅向けの金利優遇がありますので、当初10年間は1%程度ということになります。
これすごいですね。
私も住宅ローン相談をしている時には「今は借り時ですね」と話しています。
それでも、「住宅ローンは借りたくない」という方はいます。出来るだけ頭金を多くしたいとか、現預金を多くお持ちの方になると「現金でスパッと払ってしまいたい」とおっしゃる方も少なくありません。
その理由はだいたい「借金が嫌いだから」です。
なぜ借金が嫌いかと聞くと、
「ローン破産がコワイから」、「利息がもったいないから」というのが2大理由ですね。
その気持ちはわからないでもありません。しかし、収入状況や年齢や健康問題などで住宅ローンを借りることが出来ない方なら仕方がありませんし、「借金は絶対にしない!」という強いポリシーがあるのなら無理には勧めませんが、「現金か?ローンか?」と迷われているのなら私は「今なら」ローンを多めに借りた方がいいと考えています。