2018年3月

M字カーブ解消、女性の就労環境は良くなったのか?

今回は女性の働き方についてです。私も意識を変えないと、と思っています。

 

■M字カーブ解消はよいことです

出産や育児で仕事を離れる女性が減っているようです。これは日本経済にとっては、まずはいいことですね。
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<M字カーブほぼ解消女性、30代離職減る ~全体では就労7割 働き方改革や採用増~>
(2018年2月23日付 日本経済新聞)
『女性が出産や育児によって職を離れ、30代を中心に働く人が減る「M字カーブ現象」が解消しつつある。働く意欲のある女性が増え、子育て支援策が充実してきたのが背景だ。人手不足下の景気回復で、企業が女性の採用を増やしている面もある。』

「M字カーブ」とは、女性の就労状況を年代別のグラフにすると、アルファベットのMの形を示すことからそう呼ばれています。縦軸に労働力率(=就労者÷人口)、横軸に年齢をとると、30~40歳代で働いていない女性が増えて、グラフがくぼむのです。
日本の女性は、30代の子育て期にいったん離職して40代で子育てが一段落すると再び働く傾向があるためです。これは先進国の中では日本くらいのもので、欧米先進各国では「台形型」もしくは「逆U字型(山なり型)」になります。「M字カーブ」は、日本の女性の労働環境が整っていないことの象徴とされてきました。

この「M字カーブ」がほぼ解消されたというニュースです。
総務省が1月下旬にまとめた最新の労働力調査によると、30~34歳の女性の労働力率は75.2%。30年前には50%程度だったということですからすごい変化ですね。これで、40~44歳の77%とほぼ同じ水準になり、M字のくぼみがなくなったというわけです。

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2018年3月20日 火曜日 15:21 投稿者:HyAS&Co.川瀬太志

裁量労働制は私たちの働き方をどう変えようとしているのか?

今回は裁量労働制について考えてみました。
生産性向上は制度がどうであろうが目指さないといけないことですね。

 

■裁量労働制、またまた見送りに

「働き方改革」はご存知の通り、今国会最大の目玉法案です。その中核的位置付けにあった「裁量労働制の対象範囲の拡大」が見送りになりました。野党にとっては「してやったり」でしょうし、安倍政権にとっては痛いでしょうね。
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<裁量労働今国会は断念 ~政府・与党、働き方法案から分離 生産性向上遅れる恐れ~>
(2018年3月1日付 日本経済新聞)
『政府・与党は28日、今国会に提出する働き方改革関連法案に盛り込む内容について、裁量労働制の拡大に関する部分を切り離す方針を決めた。裁量労働制に関する法案は今国会への提出を断念する。裁量労働制を巡る不適切データ問題への批判が強まる中で、世論の理解が得られないと判断した。働き方改革を通じた生産性向上が遅れる恐れがある。』

裁量労働制とは、厳密な時間管理になじまない業務につく人のための制度ですね。あらかじめ決めた時間を働いたものとみなして給与を支払います。早く終わっても決められた給与がもらえます。一方、残業しても残業代はつきません。業務の進め方を従業員の裁量にまかせることでその従業員がより能力や成果を発揮できるようにしようというのが狙いです。

これまで裁量労働制は、編集者やシステムエンジニア、デザイナーなどの「専門型」と本社企画部などに勤務する「企画型」の2種類が対象となっていましたが、これを営業職などにまで拡大しようとするのが今回の法案でした。

この裁量労働制ですが、世間の評判はとても悪いんですね。
「裁量労働制はサービス残業を助長する」とか、「これはブラック企業のための制度だ」といった主張があふれています。一部夕刊紙などでは「過労死法案」などと書かれていますね。

さて、この裁量労働制、私たちはどのように考えたらいいのでしょうね?

(さらに…)

2018年3月6日 火曜日 15:19 投稿者:HyAS&Co.川瀬太志

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