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今回は高齢世代の家計負担についての記事から私たちの老後について考えました。
この記事自体は、「そりゃそうでしょうね」というある意味当たり前のことが書かれているわけですが、私たち現役世代に対して、「あなたたちの老後の暮らしはこうなるのだよ」というメッセージを伝えてくれているということでしょうかね。
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<物価の「体感」は高齢者ほど重く 上昇率、39歳以下の1.5倍 年金目減りで消費慎重>
(2018年8月17日付 日本経済新聞)
『高齢者は若年層よりも物価上昇に伴う負担感が大きくなっている―。ニッセイ基礎研究所が、年代別に支出品目などを調べて各世代別の物価上昇率を分析したところ、2014年からの4年間で60歳以上では39歳以下の1.5倍となった。一方で年金支給額は伸びにくい。物価の上昇幅は日銀が掲げる年2%の目標にはほど遠いものの、世代別の負担感の違いが鮮明になってきた。』
政府は景気回復に向けて「安定的な2%ほどの物価上昇」という「マイルドインフレ」を目指しています。しかし、いまだ物価は1%にも満たない程度の上昇なので引き続き金融緩和政策が取られているわけですが、高齢者になるほどインフレの負担感は高い、という話です。
世帯主の年齢ごとの支出品目とそれに対する支出額から、各年代別の物価上昇率を出すと、2014年~2017年の4年間の物価上昇率は、39歳以下の世代が3.7%だったのに対して、60歳代以上の世代は5.5%にもなったとのこと。高齢世代の負担感は若い世代の1.5倍ということらしいです。