2019年9月

中古住宅流通+リフォーム市場を活性化するためのポイントはなにか?

前回は、「賃貸派が増えている」という話でした。今回は「中古住宅も増えている」という話です。
「新築・持ち家・一戸建て」が主流だった日本人の住宅への志向も時代とともに変化しているようです。

 

■中古住宅市場が首都圏を中心に拡大している

日本人の住宅との向き合い方が徐々に変わってきているようです。
特に「持ち家」は個人の家計や資産形成に、そして国にとっても経済政策上に影響を与えます。
要注目ですね。

さて、首都圏を中心に中古住宅を買う人が増えているようです。

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<中古住宅市場 首都圏マンション中心に拡大>
(2019年8月24日付 日本経済新聞)
『日本人は住宅の「新築信仰」が根強いといわれているが、マンションを中心に中古市場は徐々に拡大してきている。
新築着工戸数と既存住宅の取引戸数を合わせた住宅流通に占める中古取引の割合は、7~8割に及ぶ欧米には及ばないが、
2013年の15%から一段と高まっている可能性が高い。』

不動産経済研究所などのデータによると、首都圏のマンション市場では、新築と中古がほぼ均衡しているようです。
2018年の首都圏の新築マンションの供給戸数が3万7,132戸だったのに対して、中古マンションの成約件数は3万7,217戸でした。
背景にあるのは、新築マンションの価格が高騰しているのに対して、
利便性が高く状態のよい中古マンションが十分供給されていて、新築に比べて割安感が強いことがあるようです。

団塊世代がリタイアする年代になって、都市部のマンションを売って住み替えするケースが増え、中古マンションの供給が増えています。
そういう中古マンションを、都市部で働いていて利便性を重視する若い世代が買っています。
最近では、中古マンションを安く買って、自分たちの好みの間取りや仕様にフルリノベーションするケースも多いですね。

この傾向は、大阪、京都、神戸など近畿圏でも見られますが、名古屋や福岡など土地の相場が高くてマンション市場である都市部には次第に波及していくものと見られています。

(さらに…)

2019年9月17日 火曜日 17:04 投稿者:HyAS&Co.川瀬太志

「住まいは賃貸でいい」が10年前から倍増!その要因は?

今回は住まいのかたちの変化についてです。

 

■あなたは「持ち家派」ですか?それとも「賃貸派」?

住まいを所有する「持ち家」に住みたいか、それとも「賃貸」でいいと考えるか。
あなたはどちらでしょうか?

それぞれライフステージや価値観、家計の事情などによって違うとは思います。
ただ、私たち日本人は一般的に、「いつかはマイホーム」という意識が高いと言われてきて、事実、おおよそ8割以上は「持ち家派」でした。
しかし、その意識は、徐々にではありますが変化しつつあるようですよ。

↓↓↓

<「賃貸でいい」18%、10年で倍に>
(2019年8月24日付 日本経済新聞)
『持ち家に関する考え方が変化している。国土交通省が全国の20歳以上の3,000人を対象に住宅の所有についての考え方を調査したところ、「借家(賃貸住宅)で構わない」と答えた人は17.8%と10年前の2倍に増え、1994年の調査開始以来最高となった。』

国土交通省の「平成30年度 土地問題に関する国民の意識調査」(平成31年4月発表)の結果です。
1994年から継続的に行われている調査で、今回は全国の20歳以上の人、1,627件から面接で聴取した、とのことです。

それによると、
「自分が住むための住宅の所有についてどのように考えるか」という質問に対する答えは、
「土地・建物を両方所有したい」が74.6%、「借家(賃貸住宅)で構わない」が17.8%でした。

いわゆる「持ち家派」が変わらず多数を占めてはいますが、10年前と比べるとおよそ10ポイント以上低下しました。かわって「賃貸派」が2倍くらいになったということです。

(さらに…)

2019年9月3日 火曜日 17:09 投稿者:HyAS&Co.川瀬太志

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