2019年4月

月刊レジャー産業資料-平成30年10月25日(木)

民泊仲介の楽天LIFULL STAYが昭和リースと業務提携 民泊施設の開発促進へ

民泊仲介の楽天LIFULL STAY㈱は、9月6日、民泊施設の開発促進を目標に昭和リース㈱と業務提携した。

昭和リース、㈱ブリッジ・シー・キャピタル、㈱シルバーバックス・プリンシパルの3社が、今後、設立される1号ファンドに対して、投資事業有限責任組合を通じた匿名組合出資をによるファイナンス支援を行う。

同ファンドが「Rakuten STAY」の宿泊施設を開発、保有し、ブリッジ・シー・キャピタルにアセットマネジメント業務、楽天LIFULL STAYに運用代行をそれぞれ委託する。

第一弾として、楽天LIFULL STAYがハイアス・アンド・カンパニー㈱と共同開発した戸建て宿泊施設「Rakuten STAY HOUSE×WILL STYLE」の開発に対するファイナンスを行う予定。旅館業法における簡易宿所営業の許可を取得し、グループ客やファミリー向けに1棟貸しで提供する。現在、島根県出雲市、栃木県那須町などで開発を計画しており、地方都市を中心に展開していく。

Rakuten STAYは、楽天LIFULL STAYが提供する民泊・簡易宿所向けのブランディングおよび運用代行サービスで、今年5月に「Rakuten STAY HOUSE」、6月に「Rakuten STAY HOSTEL」の一号店が開業した。来春からは個人事業者へのサービス提供も予定している。

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2019年4月4日 木曜日 15:38

リビング和歌山-平成30年10月13日(土)

ハウジングナビ~よりよい暮らしのために ~
注文住宅と建売住宅の特徴を把握ニーズに合わせてマイホーム選びを

“マイホームを手に入れる”といっても、たくさんの選択肢の中から自分に合った住まいを選ばなければなりません。

今回は、施主の思いを形にする「注文住宅」と、プランと価格がある程度決まっている「建売住宅」についてです。今年8月、ハイアス・アンド・カンパニー「アーキテクチャル・デザイナーズ・マーケット本部」が公表した「住宅購入者及び住宅購入検討者の住宅取得における行動、意向に関する意識調査」をもとに、それぞれの特徴を伝えます(対象は、25歳~39歳の男女で直近3年以内の住宅購入者450人と今後3年以内の住宅購入検討者450人)。

検討時はともに「立地・周辺環境」を重視

比較検討時に重視する点に関しては、建売・注文住宅検討者とも「立地・周辺環境」が最多。さらに、注文住宅検討者・既購入者は「性能」や「デザイン」にもこだわる傾向が見られました。

検討時に不安に思っていた点は、全体で「建物の性能に関する知識不足」や「立地・周辺環境に関する情報不足」が多い結果に。特に建売住宅検討者・既購入者は立地・周辺環境に関する情報不足、注文住宅検討者・既購入者は住宅性能に関する知識不足で割合が高くなっていました。

建売住宅の検討理由は、「価格が明示されていること」「間取りや内装が決まっている方が住んだ際のイメージがわく」などの声がある一方、課題や不満として「間取りや内装が自分で決められない」「外観が他の家と似ている」といったことが挙げられています。

注文住宅については「間取りや内装についてのイメージが実現できる」などに対し、「予算をオーバーしそう」「時間や手間がかかる」といったことも(グラフ参照)。

注文住宅、建売住宅それぞれの特徴を知った上で、家族のニーズに合わせて幅広い目で住まいを選んでみては!

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2019年4月4日 木曜日 15:05

週刊ビル経営-平成30年9月17日(火)

ホテル運営会社 次の一手を探る

ファンドを設立で民泊物件建設加速

新生銀行グループの総合リース会社、昭和リース(東京都文京区)は、民泊施設開発へのファイナンス事業に注力している。このほど、戸建型宿泊施設「Rakuten STAY HOUSE×WILL STYLE」を展開しているハイアス・アンド・カンパニー(東京都品川区)と、楽天グループの民泊事業会社である楽天LIFULL STAY(東京都千代田区)との間で事業提携を締結した。

今後、設立されるファンドに対して、昭和リース、ブリッジ・シー・キャピタル(東京都中央区)、シルバーバックス・プリンシパル(東京都目黒区)は、投資事業有限責任組合を通じた匿名組合出資によるファイナンス支援を行っていく。同ファンドは「Rakuten STAY」の各宿泊施設を開発、保有し、楽天LIFULL STAYに運用代行を委託する。

昭和リースによる同スキームのプログラム化により、「Rakuten STAY」の宿泊施設開発に対する安定的な資金の確保や、幅広い資産の事業化が可能となるため、宿泊施設開発の加速が期待できる。同ファンドのアセットマネジメント業務は、ブリッジ・シー・キャピタルが担う。

同ファンドではまず、ハイアス社と楽天LIFULL STAYが共同開発した戸建型宿泊施設「Rakuten STAY HOUSE×WILL STYLE」の施設開発に対するファイナンスを行う予定。

この施設は旅館業法に基づく簡易宿所として運営されるもの。まとまった敷地を必要とする従来のホテル等の建設に比べ、様々な場所で効率的な施設の展開が可能なため、新たな宿泊需要を各地域に生み出すことができる。現在、島根県出雲市、栃木県那須郡などでの施設開発を予定しており、今後も地方都市を中心に展開していく計画。

楽天LIFULL STAYは、昨年11月に「Rakuten STAY」の提供を開始。これまでに同サービスのブランドとして、5月に「Rakuten STAY HOUSE」の一号店「Rakuten STAY HOUSE×WILL STYLE松江」が開業している。

「Rakuten STAY」は、個人・法人を含む不動産オーナーに対し、楽天が「Rakuten STAY」ブランドを提供し、楽天LIFULL STAYが、導入のコンサルティングから施工、清掃などの運用まで、委託会社の協力を得て一括して運用代行を行うサービス。

利用者は「Rakuten STAY」を導入した施設に宿泊すれば、どこでも一貫したコンセプトに基づいた設備、アメニティーグッズの利用や付帯サービスを受けることができるようになる。

ナインアワーズとカプセルホテルも

昭和リース(東京都文京区)は今回の提携に先立って、カプセルホテルを企画・運営しているナインアワーズ(東京都港区)とも業務提携を締結している。

ナインアワーズが出店する施設向けに設立する合同会社に対して、昭和リースが匿名組合出資によるファイナンス支援を行うもの。同スキームでは、合同会社の投資対象は不動産を含めた施設だが、不動産については所有権のほか、借地権も対象になっているのが特徴だ。このため安定的な資金の確保のほか、幅広い資産の事業化が可能になり、ナインアワーズとしても出店の加速できることになる。

第1号・2号店案件として「ナインアワーズ水道橋」、「ナインアワーズ麹町」に対して、匿名組合出資を実施した。これは、同社が出資した「ナインアワーズプロパティファンド合同会社」が、2施設を取得するために設立した合同に対して、匿名組合出資をそれぞれ実施したもの。貸付人にはリース会社大手のリコーリースとともに有力地銀である北陸銀行が参加し、アセットマネジメント(東京都中央区)が担当する。両施設とも2019年内の開業を予定している。

第3号となるのは、愛知県名古屋市に新規に出店する カプセルホテル「ナインアワーズ名古屋」(仮称)。ナインアワーズが中京地区にカプセルホテルを出店するのは今回が初めてとなる。2019年内に開業を予定。

こちらは両社が出資した「ナインアワーズプロパティファンド合同社」が、「ナインアワーズ名古屋」を取得するために設立した合同会社に対して匿名組合出資を実施した。

貸付人にリコーリースが参加し、アセットマネジメント業務は三幸オフィスマネジメントが担当する。

(さらに…)

2019年4月4日 木曜日 12:13

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