
中小企業ですべき経費削減のポイント
コストとは、辞書によれば「費用。特に、商品の生産に必要な費用。生産費。原価。(大辞泉)」とあります。事業をする上で費用(以下、経費)をかけるのは当然のことなのですが、無駄な経費が膨らめば利益を圧迫して
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経営者が自身の経営を考える上で、社外の方との意見や情報交換の場は貴重です。まして同じ業界内の同業者と意見交換や情報交換をする機会はなおさらです。とくに複数の同業者との交流を望むのであれば、「同業者交流会」が役に立つでしょう。同業種交流会に参加することにはどんなメリットがあるのか、またどのようにして参加すれば良いのか、その概要を紹介します。
同業者同士の交流は業界内の情報交換や人脈形成に役立ちます。同時に、同じ業界の経営者でも経営理念などに違いがあることがわかるでしょう。経営理念に限らず、人材育成、営業戦略、マーケティングなどについても異なる意見を聞くことは刺激になり、経営のためのヒントも得られるはずです。自社の方針を見直すきっかけになることもあれば、何らかの気づきから新しいアイデアを思いつくこともあるでしょう。
同業者交流の最大のメリットは、こうした自社との差異を見つけて刺激を受けることにあるとも言えます。
異業種交流会は様々なスタイルのものが催されています。しかし、同業者交流会はいざ探そうと思って探してみても意外に見当たらないものです。
業界によって違いはあるものの、同業者交流会を主催している会社や団体が存在しないわけではありません。経営者が個人で呼びかけて開くものも加えれば、その数は決して少なくないでしょう。
同業者交流会があまり目立たないのは、同じ業界内や特定のネットワーク内で開催がアナウンスされるために、情報があまり一般に広がらないためです。
情報交換や人脈形成のために交流会があれば参加したいけれど情報がないというのであれば、手始めに同じ業界の人間が集まる業界向けセミナー、講演会、展示会、勉強会などのイベントへ積極的に足を運ぶのが近道です。たとえ初対面であっても、目的や興味分野が共通している者同士であれば話題も合い、名刺交換などをして親しくなれるはずです。
そうした場でたとえ何人かでも経営者と知り合うことができれば、同業者交流会が開催されていないかたずねてみることもできるでしょう。手近な交流会がないのであれば、知り合った同業者を誘ってみずから企画してみるのも良いのではないでしょうか。
いざ交流会の情報を得ることができ参加する立場になった時も、みずからの参加する目的や目標をしっかりと持っておくべきです。「◯○について複数の人から意見を聞きたい」「業界内のネットワークを広げたい」「ビジネスパートナーを発掘したい」「情報収集をしたい」などが目的として挙げられます。
たとえざっくばらんな雰囲気の集まりであっても、会った方とは必ず名刺交換をし、ビジネスマナーを守って接することも大事です。翌日はお礼のメールも忘れないようにしてください。同じ業界内であれば評判が伝わるのも早いので、非礼がないよう十分に気をつけましょう。
あるいは、自ら交流会を主催する場合ではどうでしょう。交流会と言っても堅苦しい雰囲気のものにする必要はありません。お互いの知り合いも招いて一緒に飲みながら話す機会を作るだけでも立派な交流会です。
ただし、同業者交流会の趣旨は、事前にメールなどで連絡を取り合う段階ではっきり示しておいたほうが良いでしょう。意識や認識にずれがある者同士が集まっても実りある交流会とはなりません。
経営者の中には、異業種交流会だけでなく、むしろ同業者同士の交流で情報交換し、ネットワークを作りたいと考える人も多いはずです。同業者交流会を積極的に活用してみてはいかがでしょうか。