あなたの貯蓄額はいくらですか?

今回は貯蓄についてです。皆さん、お金貯めていますか~?

■平均貯蓄額はさていくら?

「気になること」と言えば、「同年代の貯蓄額」ですね(笑)。
さて、隣のあの人はいくら持っているのでしょう?

金融広報中央委員会の最新の調査によると、全世帯の平均貯蓄額は、「1,209万円」(前年比27万円増)です。

いかかでしょう?結構多いように思いますね。

年代別にみると・・・
20歳代  …189万円
30歳代  …494万円
40歳代  …594万円
50歳代  …1,325万円
60歳代  …1,664万円
70歳以上 …1,618万円
(「家計の金融行動に関する世論調査(2人以上世帯)」2015年11月5日公表より)

やはり、貯蓄額が多いのは50歳代以降です。シニア世代が平均額を引き上げているのが分かります。
一番貯蓄額が多いのは60歳代です。子育てや住宅ローンが終わり、退職金や保険の満期金などが入ってきて老後に備える年代ですから、貯蓄が多いのもよくわかります。

■年代別貯蓄額を中央値で見ると?

一方で、やはり20歳代~40歳代の世代はまだ財産形成がなされていません。
一部の貯蓄額の多い世帯の影響で大きく引き上がってしまう「平均額」ではなく、より実態に近い「中央値」で見るとより一層それがよくわかります。

ちなみに「中央値」とは、調査対象世帯を保有額で順に並べたときの真ん中に位置する世帯の金融資産保有額のことですね。

各年齢別の中央値は以下のようになります。
20歳代 …68万円 (平均189万円)
30歳代 …213万円 (平均494万円)
40歳代 …200万円 (平均594万円) 
50歳代 …501万円 (平均1,325万円) 
60歳代 …770万円 (平均1,664万円)
70歳以上 …590万円 (平均1,618万円)

20歳代は社会人になってまだ日が浅いので給与も多くはないでしょうし、貯蓄できる年数も短いので致し方がないですね。
30歳代~40歳代はまさに子育て・住宅ローン世代です。一番出費がかさむ時期ですので貯蓄がそれほど多くできないのも無理はないかもしれません。

■金融資産を保有していない世帯は約3割

問題なのは「貯蓄がまったくない」という世帯です。
これが結構多くて、「貯蓄ゼロ」いわゆる「無貯蓄世帯」は全体の3割程度存在しています。

<貯蓄ゼロの世帯>
20歳代 … 36.4%
30歳代 … 27.8%
40歳代 … 35.7%
50歳代 … 29.1%
60歳代 … 30.1%
70歳以上 … 28.6%

60歳代以降で貯蓄がないと、年金の額次第ではありますが厳しい暮らしをせざるを得なくなります。万が一の備えが全くないわけなので、病気や失業などひょんなことから貧困に陥る可能性が大きくなります。

貯蓄はなるべく若いときからコツコツとしておくべきだと思います。
「景気のためにはもっと消費しよう」というのは確かにその通りですが、それはある程度の貯蓄や資産を持っている人のこと。貯蓄がない人はまずは計画的に貯蓄をすることから始めないといけません。

■定額投資でリスクを軽減、ドルコスト平均法とは?

「さりとて、なかなか貯蓄は難しい・・・」というのが私たち庶民の悩みですね。
口座にあるお金は全部使ってしまう、という方におススメなのは「定額積立」です。

例えば、毎月一定額を自動的にためていくタイプの定期預金です。給与が口座に振り込まれるタイミングで自動的に振り替えられるようにしておけば確実に貯蓄が出来ます。節約して口座にお金を残すのではなく、先に貯蓄に回して残りを使うというやり方ですね。

毎年60万円貯めたいなら月の積立額は5万円です。10年頑張れば600万円になります。給与が少ない若い内は大変かもしれませんが、頑張ってみてください。

最近では銀行の積立定期預金では金利がほぼつかないので、投資信託を選ぶ方が増えています。
投資信託は、株式や債券など価格が変動するもので運用を行います。条件によっては元本割れのリスクがあるので敬遠される方もいらっしゃいます。

ただ、証券会社の案内などには必ず、「長期の定額積立なら投資信託でもそれほど大きな損失にはなることはない」とあります。
投資信託を一度に購入した場合、その基準価格が上がっていくと利益が出て高利回りで運用できますが、下がっていくと損失がでます。
しかし、毎月一定の金額ずつ購入する場合ですと、基準価格が高い時には少しの数量しか購入できませんが、下がったときには多くの数量が購入できます。結果的に平均取得額は分散されていきます。

これを「ドルコスト平均法」と言います

「ドルコスト平均法」の欠点としては、相場が値上がりし続けると機会損失になりますし、値下がり続けたらいつまでたっても損失が出続けることです。
ただ、相場はいつまでも一直線には進むものではなく、上がったり下がったりと繰り返し、長い年月を見れば大きく循環しています。
目先の価格に一喜一憂することなく、根気強く長い年月かけて積立をしていくのであれば、ドルコスト平均法の積立投資信託はおススメできる投資法だと思います。

貯蓄の基本は「コツコツ」です。長期的な貯蓄計画を立てると良いと思います。

今回は以上です。
次回もお楽しみに。

2016年5月10日 火曜日 17:23 投稿者:HyAS&Co.川瀬太志
カテゴリ:

ページトップに戻る