2020年、波乱の幕開け、さて日本経済はどうなるでしょう?

あけましておめでとうございます!
2020年、最初のメルマガです。さて、オリンピックイヤーの今年はどんな年になるのでしょうね。

 

■2020年、波乱の幕開け

2020年は、波乱の幕開けとなりましたね。
ゴーンさんは逃げるし、トランプ大統領は今年も相変わらずの暴走です。
中東の緊張は一気に高まり、お陰で日本の株価も暴落ですよ。
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<日本株、波乱の幕開け 強気に水差す地政学リスク>
(2020年1月6日付 日本経済新聞デジタル)
『2020年の株式市場は波乱の幕開けとなった。
今年最初の取引となった6日の東京株式市場で日経平均株価は大幅続落し、
昨年末比の下げ幅は一時500円を超えた。年末年始の休場中に米国とイランの対立激化という新たな地政学リスクが起き、昨年末にかけて株の持ち高を積み上げてきた投資家がいったん手じまいに動いた。これによって株価が下落局面入りするとの見方は少ないが、米イラン関係の早期改善も見込みにくく、今年の相場の重荷として意識され続けそうだ。』

米中貿易摩擦もいったんなんとなく収まり、2020年には世界経済も緩やかに景気回復するのではないか、という楽観的なムードもありましたが・・・、そんなことはなかったですね。

2020年1月6日の終値は、2019年末比451円安(‐1.9%)の23,204円でした。
すでに日本経済は完全にグローバル化していますから、今年も日本は世界の動きに翻弄されるんだろうな、と思わされた一日でした。

 

■アメリカ、中国、中東の動向は?

アメリカ、中国、そして中東。日本経済が一番影響を受ける国と地域ですね。
中国とアメリカは日本にとって最も経済取引が多い国ですし、
日本のエネルギー資源は中東に頼っています。
円相場と原油相場は日本経済の一番敏感なところですからね。

6日、円は一時107円台をつけました。これは3か月ぶりの高値。
NY原油先物は1バレル64ドルと、こちらは8か月ぶりの高値です。
これでは日本企業の株価も下がりますよね。製造業や金融などの銘柄が軒並み下がりました。

とは言え、まだ様子見な感じはあって、昨日の株価下落も一時は500円を超えましたが、最後はだいぶ戻しました。もし、このままアメリカとイランの間で本格的な軍事衝突まで発展していってしまったら次の段階に進むのでしょうが、現時点ではそこまでいかないと見る向きが多いようです。

世界経済は回復基調にあったし、なにしろ世界には常に行き先を探しているマネーが余っています。日本の優良企業の株価下落は「買いのチャンス」となるでしょうね。

 

■さて、日本経済は?

さて、日本経済です。
2019年の上期決算では米中貿易摩擦の影響を受けて、業績が停滞したり悪化させたりした企業が多かったのですが、下期(主に2019年10月~2020年3月)では業績を回復させる企業がかなり増えるのではと予想されていました。その期待が日経平均株価をじわじわと上げてきたわけです。
円も原油も米中摩擦も下期の企業業績に影響を与えるほどではないなと判断されれば株価はまた戻るでしょう。

2020年はかなり大盤振る舞いされる見通しの財政支出が経済を下支えしそうです。
2019年末に発表された2020年度当初予算では、歳出の総額は100兆円を超えました。
まずは社会保障費。医療・介護の自然増に加えて、消費増税の公約である幼児保育の充実や高校無償化もあって昨年度比1.7兆円増の約36兆円。
さらに景気落ち込み対策ともいえる、キャシュレスポイント還元(総額約7,000億円)やマイナンバー保有者向けポイント(約2,500億円)、住宅購入者向けのすまい給付金(約1,100億円)など合わせて1兆円超え。
公共投資も続きます。2018年度から続いている「国土強靭化」では、
2020年度は社会資本整備に1兆4,000億円。
さらには、5G対策に、中小企業支援に、氷河期世代支援に、オリンピック対策まで、「守り」も「攻め」も全部盛り込みました、という感じですね。
「財政規律はいったん横に置いておきましょう」ということになったのはどうかと個人的には思いますが、まぁ経済的には十分な歳出です。

そういうこともあるのでしょうか、IMFの予測によると、2020年の日本のGDP成長率は+0.5%とのことです。かなり低い水準ではあります。
ただ、G7の平均が+1.5%の予測なので、成熟社会である先進各国はどこも低成長なのでしょう。

発展途上国の平均が+4.6%で、世界全体での2020年の成長率は+3.4%。
発展途上国や新興国の成長を先進国が取り込んでいく構図ですね。

いずれにせよ先進各国は引き続き低成長です。こうなりますと、今の金融政策はなかなか変えようがないですね。世界景気に力強さはなく、米中や中東など不透明な要素がちりばめられている中、緩和政策は変えられないでしょうから、金利は引き続きゼロ~マイナス圏で推移するでしょうね。

まとめると、日本の経済環境は2019年からそれほど大きく良くなることもないかもしれませんが、大きく後退することもないのではないでしょうか。

 

■2020年度の不安要素はやはり・・・

もし、2020年の世界が平穏だったとすると、2019年度通期も2020年度の上期も企業業績は大きく回復傾向が認められるかもしれません。
そうなると株価は大いに回復するでしょうね。

ただ、中東情勢は予断を許さないし、米中の覇権争いは今後も続きます。
秋にはアメリカ大統領選もあります。トランプ大統領が支持を集めるためのどこに対してどんな強硬姿勢を取るかはまったく読めません。
何ごともなく平穏な日々が続く、なんていうことはないでしょうねぇ。

結局、今年もトランプ大統領の動向が最大の不安要素かもしれません。

今回は以上です。次回もお楽しみに。

2020年1月7日 火曜日 16:10 投稿者:HyAS&Co.川瀬太志
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