クオリティとコストダウンの両立を実現したR+houseのご紹介 /2号 2009/9

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~2,500万円相当の建築家がデザインした高品質・高耐久住宅を1,500万円で~

はじめに

住宅業界のトレンドは、今後の縮小する市場動向や多様化する顧客ニーズを見据え、ハウスメーカーが主導してきた大量生産・大量供給の時代から、良質な住宅をライフスタイルの変化にあわせて手を入れながら長く住み続けることができる高品質・高耐久の時代へと変遷しつつあります。
弊社では、このような時代の流れを受けて、高松市のアンビエントホームとの連携により、高品質・高耐久の住宅をバリューコストで提供することができるR+houseを戦略商品として開発しています。この住宅が普及することにより、お客様の住環境の向上と良質な住宅資産の形成を実現する先鞭を付けることになるでしょう。この商品を一緒に普及していただける住宅会社様にさらなる成長の機会を設けていただきたいという願いを持って本プロジェクトを推進する所存です。

R+houseとは

R+houseの魅力は、高品質・高耐久な住宅構造をベースとして、建築家の設計によりお客様ニーズを具現化し、決められたルール内で設計・施工すれば、従来の注文住宅より手間がかからず、時間を短縮でき、他社を圧倒するコストで建築できるところです。その秘訣を3つのポイントで解説します。

ポイント(1) 設計ルールの順守による建築家のデザインとコストの両立

住宅は、お客様にとって家族とともに過ごす安らぎの場であるとともに、これまで夢に描いてきた生活をかなえる自己実現の場でもあります。住宅販売のメインターゲットである最近の30代の志向性を見てみますと、インターネットやTV番組、住宅雑誌等を見て、デザイン性の高い住宅の購買意欲は高まるのですが、予想以上にお金がかかってしまい計画が頓挫したり、予算が足りないことを理由にローコスト住宅を選択している人が多数いらっしゃいます。R+houseでは、このような顧客層をターゲットとして、その要望を実現するための研究を重ねた結果、「合理的で経済効率の高い設計ルールを設け、その枠組みの中で建築家にデザインしてもらう注文住宅」に辿り着きました。ここでいう設計ルールとは、910mmモジュールの採用、出隅入隅を作らない、天井の高さはプラスターボードの寸法を考えて設定する…等を始めとして、極々基本的なルールを細部にわたり積み重ねたものです。このルールを徹底しコスト意識が教育された建築家が、お客様の予算を把握した上でデザインする。これがR+houseの家づくりです。
現在、この趣旨に賛同いただける建築家を全国から募集して組織化し、お客様が自分のイメージに合ったデザインを得意とする建築家と巡り合える仕組みを構築しています。
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ポイント(2) 必要な性能にお金をかけるバリューコストの考え方

R+houseの特徴として、高品質・高耐久な住宅構造をベースとして、建築家の設計によりお客様ニーズを具現化するという話をしましたが、お客様の予算をどのように配分するかが重要なポイントになります。
家作りの過程には、基礎、躯体、構造、内装、設備、仕上までいくつかの段階がありますが、これは、後ろになるほどメンテナンスが容易にできる順序でもあります。R+houseでは、耐久性能に関わる大事な部分(基礎、躯体、構造)には最優先で費用をかけ、メンテナンスが将来必要となる部分は、それを考慮した部材選択をし、生活スタイルなどにより将来変更する可能性がある場所は、自由な選択肢を計画時に持たせるに留めて初期の費用を圧縮するというルールを設定しています。
デザイン優先のローコスト住宅ではなく、性能や生活に最低限必要な部分にはしっかりお金をかけて建築し、デザインや機能に関連する部分はお客様の予算に応じて実現する。それを達成するためにはあらゆる無駄を排除しコストダウンを追求する。私たちはこれを「バリューコスト」の考え方と呼んでいます。

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