ハイアス・アンド・カンパニー(東京都港区・濱村聖一社長)は8日、都内で「住宅購入希望者に対して、人生設計や資金需要を勘案した住宅ローンシミュレーション」を行うシステム「ハイアーFP」を導入している会員組織、リライフクラブの第1回全国大会「住宅・不動産経営フォーラム」を開催した。
全国から会員が集まり、会員3社がハイアーFPを使った差別化営業手法の事例紹介として、3社から「ハイアーFPを用いての営業活動の平準化」や、「物件のみに依存しない、見込客との応答関係による取引」などを報告。続いて特別講演として「ドイツに学ぶ環境先進住宅モデル」を環境ジャーナリストの村上敦氏が、「アメリカにおける住宅供給の仕組み」をNPO法人住宅生産性研究会理事長・戸谷英世氏がそれぞれ語った。
また、住宅政策を踏まえたハイアスの今後の成長事業戦略のプレゼンテーションも行った。「高性能・エコ、ストック住宅としてのR+house」の展開、中古住宅流通活性化事業「デザインリフォーム」、エコによる差別化営業手法として「地盤改良『HySPEED工法』の活用提案」について、それぞれの事業パートナーや担当者から発表があった。
濵村社長は「供給側と需要側の各課題、並びに流通構造や方の整備を前提に、会員各社が先を走ることができるようにしたい」と語った。