地盤改良工法ネットワークを展開するハイアス・アンド・カンパニー(東京都港区)が消費者を対象に行った調査によると、マイホーム建築時の液状化対策の必要性を感じる人が8割超に上った。マイホームを建てる際に液状化対策をしなければならないと思うかの問いに対して、83.5%が、「思う」と回答した。
また、マイホーム検討時に地盤調査や地盤改良について検討する必要があることについて、「知っていた」が東日本大震災前に08年調査では36.2%だったのに対し、今回調査では47.8%に伸びた。
そのほか、液状化はどのような土地で起こりやすいか「知っている」との回答は、56.1%と過半を占めたものの、液状化が起こるメカニズムについて「知らない」が51.7%加えて、自分の住む地域(マイホーム建築予定地含む)が液状化地域か否かについて、「知らない」が67.8%にも上った。
これについて同社は、「東日本大震災で液状化被害は多く起こっていたことから、河川や海岸付近など比較的地盤がゆるい土地に起こりやすいなどの知識を持っている人は多いようだ。しかし、自分の住まいの地域が該当するかどうかなど、最も気にすべきところは放置したままの人が多いようだ」と見ている。
調査は、住宅購入前・購入後の18歳以上の男女のインターネットユーザーを対象に、6月19日~26日にかけて実施。1916人から回答を得た。