ハイアス・アンド・カンパニー(東京都港区、濵村聖一社長)は6日、都内で天然砕石を使った地盤改良「HySPEED工法」の全国大会を開催した。会員による事例発表と、受注キャンペーンの表彰を行った。
07年からの施工棟数実績累計は、12年4月末までに1万3000棟を超えた。また1~5月は、単月ごとに前年同月比66%増から94%増で推移するなど、ハイスペースでの実績増加が続いている。
今回は、2000人を対象とした地盤に関する消費者アンケートの結果発表と分析を行った。「地盤改良の検討の必要性があること」については認知度が48%、「液状化対策の必要性」を感じているのは84%となった。
こうした結果を受け、地盤に対する意識は高まっているものの、実際の動きを伴っていない傾向があり、潜在的な需要が高いと結論付けた。
濵村社長はあいさつの中で、2020年までの政策とからめた業界のロードマップを解説。地盤の液状化対策を住宅性能表示で項目化、地盤の資産価値が今後注目される事や、地盤品質判定士の制度創設に触れた。
また、「消費税率が8%、そして10%と上がる際の需要をつかむことによって、ジャンプアップできる」と強調した。