4月に株式上場を果たしたハイアス・アンド・カンパニー(東京都港区)は先ごろ、新たな経営戦略を発表した。
濵村聖一社長は「当社が取り組むのは、地場の事業者のサポート。中小工務店の抱える商品開発力や人材などの問題の解決を行なう」と述べ、工務店支援を強化する方針を示した。
リフォームについては「ハウスINハウス」事業を強化。これは断熱に特化した商品で、部屋の6面を断熱パネルで囲うもの。長期的には加盟店の拡大を図る。トライアルとして始めた2014年に60社だった加盟店は、現在約100社に拡大した。
リフォームのターゲットは、主に建て替えを望まない年配層。断熱住宅での快適な老後生活を提案する。最低限の工事内容で500万円。現在の平均単価は800万円。
同社の前期年商は28億8600万円で、うちはハウスINハウス事業の売り上げは7%、約1億8000万円(推計)。