新築住宅の購入時に、追加費用で延長保証を行う、「家価値サポート」というサービスに積み立て制度を加えてPRしているのがハイアス・アンド・カンパニー(東京都港区・濵村聖一社長)だ。
同社は全国の工務店に新築やリフォームの商品を提供するFCネットワークを組織。アフターサービスとして「家価値サポート」を導入した。
同サービスは、新築住宅購入者が20万円追加費用を支払うことで10年間の延長保証を受けられるというものだ。これに、おうちポイントという、有償で行う修繕やメンテナンスの支払いに充てられるポイントを付与し、さらに、月々追加で積み立てて、大型リフォームに備えることもできる。
積み立て金額は一口毎月3000円。これにより3050ポイントがたまり、1ポイント1円で、修繕やリフォームに充てることができる。
「現状、大手ハウスメーカーではある程度提案しているようですが、地場工務店ではそこまでできていません。ただ、アフター時に困るお客様が多くいますので、先々を見越して住宅会社として提案すべきだと考え、サービスを開始しました」(経営支援本部マーケ企画室・寺山智之氏)
サービスを開始してから2カ月経過した現在の同サービス加盟企業数は90社を突破した。
「新築は自社で建ててもらっても、リフォームは他社」になることに悩む住宅会社は多い。いかにして自社の顧客を囲い込むか、各社の工夫の見せ所になってきている。