ハイアス・アンド・カンパニーはこのほど、天然砕石を活用した住宅向け地盤改良工法「HySPEED工法」の第11回全国大会を都内のホテル雅叙園東京で開いた。
同工法は、同社が07年に事業を開始し、全国展開している地盤改良工法。天然砕石を使用するため土壌汚染の心配がなく、将来も通常の杭のように産業廃棄物や埋設物扱いにならず除却の必要もないなど、環境負荷の低い工法として人気を集めている。
事業開始から10周年を迎えた今大会では、冒頭に同社による同工法の施工実績や現状の紹介が行われた。16年度の年間施工棟数は約6800棟と前年比7.7%増加し、累計施工実績は約5万棟に達しており、業界をけん引してきたと説明。併せてエリア別のシェアや営業状況を交えながら、新たなブランドイメージを掲げて更に認知度を高めていく戦略が示された。また年間目標として17年度は8600棟、18年度は1万棟を目指す方針も語られた。
続いて「HySPEED受注キャンペーン」受賞者の発表や表彰のほか、太野貴大氏(オクトサービス)と坂上貴之氏(村上建設)による成果事例、及川拓哉氏(日盛ハウジング)の採用事例の発表なども行われ、参加者らは真剣な面持ちで聞き入っていた。