管理戸数2500戸の真永通商(愛知県名古屋市)が1日、『不動産相続の相談窓口』を開設した。この窓口はハイアス・アンド・カンパニー(東京都品川区)が運営する相続相談窓口ネットワークブランド名称で、オーナーから相続相談を受けたい不動産会社が加盟して成り立っている。真永通商は、名古屋市千種区の担当企業として加わった格好だ。
真永通商が相続相談に主体的に動き出したのはこれが初めて。『不動産相続の相談窓口』を通して相続案件を受け入れる間口を広げる。オーナー向けセミナーも順次開催する予定。これまでは個別の相談対応にとどまっていた。
千葉専司社長は「相続問題はオーナーにとって非常にデリケートな話題だが、対策を怠ると後にしっぺ返しがくる見逃せない領域でもある。遺産分割対策や認知症対策の必要性を、時間をかけて周知する」と話した。
同社は名古屋市千種区の窓口を担当する。自社セミナーを通してエリア内で存在感を高めたい考えだ。