住宅業界

日刊不動産経済通信-平成29年12月22日(金)

ハイアス・レオパレス、民泊事業を展開
—楽天LSと連携、戸建型施設や自社物件

賃貸住宅の建設などを手掛ける企業が、楽天グループで民泊事業を手掛ける楽天LIFULL STAY(楽天LS)との連携を強化している。ハイアス・アンド・カンパニーはこのほど、民泊向け戸建型宿泊施設の供給で楽天LSと業務提携を締結。ハイアスの加盟店が戸建ての宿泊施設ブランドを供給していく。一方でレオパレス21の自社物件では、楽天LSが「特区民泊」の運用代行を実施する。

ハイアスは楽天LSが提供する民泊・簡易宿泊所向けの運用サービス「Rakuten STAY(RS)」で、戸建てタイプの宿泊施設ブランド「Rakuten STAY HOUSE」を展開。同ブランドはハイアスが戸建賃貸で加盟店に提供する商品「ユニキューブ」のデザインを適用する。楽天LSとハイアスの両社が共同で開発していく。建物の建設は戸建賃貸のネットワーク「WILL STYLE」の加盟店が実施する。加盟店を通じて18年2月から販売を始める。このほど行われたハイアスの18年4月期第2四半期決算説明会で、西野敦雄・取締役執行役員は「1棟で1泊が2万~3万とすれば、稼働が月の50%で30万~45万の宿泊料となる」と強調した。

レオパレス21は東京・大田区の自社物件について、「特区民泊」での実施が可能なよう楽天LSと連携して改装する。楽天LSは民泊や簡易宿所オーナー、不動産事業者へ「全部運用代行パッケージプラン」の提供を開始するが、レオパレス21への提供が初めて。同プランでは、集客サポート、空室管理、問い合わせ対応、掃除清掃代行、スマートロックなどでサポートする。同プランの現時点での提供エリアは23区内、京都市内、大阪市内、福岡市内などになっている。

(さらに…)

2018年3月20日 火曜日 14:03

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