ハウスINハウス

リフォーム産業新聞-平成31年4月22日(月)

断熱工事で平均単価1200万円

この人に聞く

ハイアス・アンド・カンパニー(東京都品川区)が運営する、断熱リフォームネットワーク「ハウスINハウス」が好調だ。発足から4年半で、加盟会社は80社、1件当たりの平均工事単価は追加工事も含め1200万円に伸びている。シニア世代に向けた断熱工事トップを目指す福島宏人取締役執行役員に今後の展望を聞いた。

簡単に断熱工事

―改めて「ハウスINハウス」について教えてください。

既存の床、壁、天井の上から貼るだけのオリジナル断熱パネルを使った断熱工事と、水まわり点工事を基本パッケージとしたリフォーム工事を提供しています。23.5畳相当の屋内工事が含まれてのパッケージの価格は498万円。加盟会社には2カ月くらいかけて3つの講座を受けてもらい、その後、集客イベントを開催する流れです。

―集客イベントはどのような内容ですか。

メインとなるのは、当工法でリフォームした住宅に来てもらう「モデルハウス体感会」です。モデルハウスは、コストをしっかりかける加盟会社もありますが、空き家や自社の有休不動産をうまく活用すれば350万円ほどで作れます。集客のチラシは、成果の出たチラシを標準化して共有しているので、反響率も高いです。

イベント集客30~40組

―イベントでは、どれくらいの集客が見込めるのでしょうか。

立地が悪くて2日間で20組ほど、良ければ30~40組ほど来場します。昨年の11月に加盟した会社では、約3か月後の1月に体感会を開催して、1日で18組が来場。うち6件のアポイントが取れて、3件のプラン申し込みをいただきました。最近は、加盟前にモデルルームの候補物件を見つけていて、研修と同時進行でモデルルームを作る会社が増え、立ち上げのスピード感も増しています。

―平均工事単価も1200万円と高い水準です。

下限が498万円なのでせこうめんせきが広がるなどで自然と平均単価が高くなります。一番うまくいっているモデルケースだと、4人で年間2億円超くらいの売り上げを出しています。粗利は高いところで31~32%。加盟金や経費、人件費等も含めて営業利益は8.4%。年間9~10戸受注すれば、営業1人で売り上げ1億円が狙えます。

―断熱の知識がなくても立ち上げは可能なのですか。

研修のほか、不安な場合は現地でのフォローも行いますから大丈夫です。さらにオリジナル断熱パネルは、現場カット可能でどこからでも切れますし、下地も少なくてすむ。施工性が高いので工期は1~2週間ほどです。性能についても、昨年11月に次世代省エネ建材に登録され、全国で8社しかない省エネ建材支援企業の認定も受けました。

1年あたり37万戸の潜在需要

372万戸の可能性

―断熱リフォーム市場には、まだまだ可能性があると思われますか。

国が押している住生活基本計画では、2025年までに住宅ストックの20%を省エネ住宅にしようとしています。住宅ストックは現在、戸建てだけで2661万戸。そのうちの6%にあたる160万戸が断熱された住宅ですから、ギャップは372万戸あります。これを10年かけてリフォームするとして、1年あたり約37万戸のニーズがある。新築の着工戸数を超える数字ですから、ビジネスとしては大きなマーケットだと思います。

―今後の展望は。

断熱など、シニア世代に対して快適な環境を提供する会社として1番を目指します。そのために、建築家と組んだデザインパッケージ商品を今年リリース予定です。デザインは、シンプルモダンの「ミニマム」、ブルックリンスタイルの「インダストリアル」、ウッディな空間を出演する「フィールド」の3つ。これがプラス498万円で選べます。コアになるのは断熱をベースとしたリノベーション工事。そういう意味でも、フックとしてデザインは有効だと思っています。数字的には、3年で加盟会社172社、着工戸数840戸を目指します。

(さらに…)

2019年6月24日 月曜日 11:58

日刊不動産経済通信-平成30年10月25日(木)

ハイアス社、断熱改修など強化へ新会社

ハイアス・アンド・カンパニーは、戸建て断熱リフォームとデザイナーズセレクト住宅の両事業をテコ入れするため、11月1日付で新会社「SUNRISE」(長野県松本市)を立ち上げると発表した。長野県の住宅メーカー、国興の常務取締役だった田中英光氏が代表取締役に就く。ハイアス社の連結子会社として断熱住宅やデザイナーズ住宅の建築工事を請け負い、事業拡大を図る。

新会社の資本金は2000万円で、出資比率はハイアス社が75%、田中氏が25%。会社所在地は松本市寿中1-9-25。

(さらに…)

2019年4月4日 木曜日 15:50

リフォーム産業新聞-平成30年8月6日(月)

木のすまい工房
非破壊の断熱リフォーム

室内6面にパネル貼り付け

注文住宅を手掛ける木のすまい工房(千葉県八千代市)は、断熱リフォーム「ハウスINハウス」を開始した。これはハイアス・アンド・カンパニー(東京都品川区)が開発するリフォーム商品で、断熱パネルを室内の天井、壁、床に貼るもの。家を壊さずに工事ができる。
非破壊のため工期短縮を実現。最短10日間で工事が完了する。また、必要な部分だけリフォームできるため、住みながらの工事ができる。
断熱パネルは、はにかむ構造の断面に断熱材を注入し、合板でサンドしたもの。パネルの断熱性能は省エネ基準を満たす。「専門性があり、最終的に目に見える形でお客様に喜んでもらえるもの。それが断熱だと思います」と阿久津弘幸社長。
また、気密性を重視しており、基本的に天井、壁、床の6面を施工する。いくつかの物件で行った気密測定では、C値2.0[㎠/㎡]以下を確保した。
「丁寧な仕事に専門性を作っていくことで、良い仕事ができます。お客様に感動してもらえるようなリフォームをしていきたい」(阿久津社長)
目標は年間60棟。3年後にリフォーム事業で売上高10億円を目指す。キッチン・洗面所・バス・トイレの水回り込みの基本パックで498万円(税別)。

(さらに…)

2018年9月20日 木曜日 9:38

週刊住宅タイムズ-平成29年10月23日(月)

ハイアス「全国一斉体感会」今年11月から来年2月

ハイアス・アンド・カンパニーは今年11月から来年2月にかけて、ハウスINハウス加盟店とともに「全国一斉体感会」を開催する。

断熱リフォームをエンドユーザーに体感してもらい、断熱リフォームの重要性の理解を促す。

実施日は11月18,19,25,26日、12月2,3,9,10日、2018年1月20,21,27,28日、2月3,4,10,11日。

(さらに…)

2018年4月13日 金曜日 13:13

リフォーム産業新聞-平成29年8月8日(火)

ハイアス・アンド・カンパニー 第3回「ハウスINハウス全国大会」
断熱リフォームで差別化を「健康維持コストの低減につながる」

ハイアス・アンド・カンパニー(東京都港区)は7月18日、第3回ハウスINハウス全国大会を東京・学士会館で開催。オリジナル断熱パネルの開発により非破壊・短工期・価格明示での戸建断熱リフォームを可能とした「ハウスINハウス」の全国ネットワークに加盟する約50社60人が参加した。

開会にあたり、同社と事業提携を行うアンビエントホールディングス(東京都港区)の藤本修社長が挨拶、「所得減と人口減で、今後は二世帯・三世帯で同居し、余った家を二次活用する傾向が強まり、耐震・断熱を含んだ大型リフォームの需要が高まっていく。今がチャンス」と呼びかけた。

特別講演では「健康・省エネ住宅を推進する国民会議」の上原裕之理事長が登壇。「当国民会議が軸となって進めるスマートウェルネス住宅等推進(SWH)事業のため、『ハウスINハウス』で断熱改修をすることでエビデンス収集の一助となってほしい」と訴えた。

また、ハイアス・アンド・カンパニーシニアコンサルタントの池山龍一氏は「営業専任者の設置」「体感物件の確保」「適切な広告費用」の3点を強化するという本部方針を説明。

濱村聖一社長は「少子高齢化が進む中、今後は医療費の問題もあり、健康維持コストの低減を目的としたリフォームが市場の当面のテーマになるが、『ハウスINハウス』でいち早くそれを行っている。会員各社が断熱リフォームの事業基盤を作り差別化していけるよう支援していきたい」と語った。

(さらに…)

2017年8月8日 火曜日 16:43

1 2 3 4 5 6 7
BACK

ページトップに戻る