タイトモールド工法

【新建ハウジング】ハイアス×司コーポレーション、基礎型枠設置と同時に地下室がつくれる新工法

新建ハウジング-平成27年2月24日(火)

ハイアス×司コーポレーション、基礎型枠設置と同時に地下室がつくれる新工法

ハイアス・アンド・カンパニー(東京都港区)は3月1日、司コーポレーション(群馬県沼田市)と提携して全国展開するベタ基礎断熱システム「タイト・モールド」を応用し、床下を地下室スペースとして有効利用できる新工法を発売する。

「タイト・モールド」は、ホウ酸を練り込んだEPS断熱材(発泡スチロール)でつくった基礎型枠。浮かし型枠を簡単・高精度に設置でき、立ち上がりコンクリートと耐圧盤の一体打ちが可能。このため、打継ぎ目的やコールドジョイントが発生せず、水やシロアリの浸入を防げるというメリットがある。

この特性を生かして、基礎型枠の設置と同時に地下空間をつくるしくみをパッケージ化。従来工法でネックとなっていた型枠設置や打継ぎ部の防水加工にかかる手間・コストを大幅に解消できるとする。

ゴルフセットやスーツケースなどをしまう大容量収納などとして活用可能。

3月3日~6日に東京ビッグサイトにおいて開催される「建築・建材屋2015」では、「タイト・モールド」設置の実演を行う。

住宅ビジネスに関する情報は「新建ハウジング」で。

(さらに…)

プレス記事 2015年2月24日 火曜日 14:50

基礎で変える! 次世代性能への対応力
~「タイト・モールド」の効果を活かした競争優位戦略の実現~

2020年以降勝ち残る住宅会社になるために

現在の住宅基礎工事及び床下部分の断熱工事において、断熱性能・耐久性などの項目を一つずつ高性能化しながら、かつコストダウンを図ろうとすれば、従来のやり方に対する改善の積み上げ方式では限界があります。では、単純に工事の方法を入れ替えれば高性能化とコストダウンは図れるのでしょうか。答えはそうではありません。

2020年以降に勝ち残ることを考えた時、経営的な視点に立って、戦略的に工法や商材の導入を考え、工事過程での直接の原価削減だけではない、総合的なコストダウンを狙うという目線で考えることが重要であるということです。言い換えれば、新しい工法の採用・導入で変わること(例えば「タイト・モールド」工法において鋼製型枠を EPS の断熱材兼用型枠に入れ替えること)だけに意味があるのではなく、導入によって経営上で活かせるものを増やすという判断が大切です。

工期短縮はコストに置き換わることの再確認

一般的に住宅会社が木造新築住宅1棟をお引き渡しするまでに何日かかっているでしょうか。90日120日180日など様々かと思いますが、現場生産性の高い会社では 60日という短い工期を実現しているとも聞きます。工期を短くすることは現場経費や監督手間の削減もさることながら、会社としてのキャッシュフローや間接費負担の削減にも大きな効果をもたらします。まさにタイムイズマネー、を真剣に考える時代となってきています。

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上の図(図表 1)は年間 18 棟のお引き渡しをしている住宅会社における工期短縮による本社経費削減効果のモデルです。「タイト・モールド」工法を用いたベタ基礎工事の平均施工日数を 8 日、鋼製型枠を用いた従来型のベタ基礎工事の平均施工日数を 19 日と考えた場合、1 現場あたりの本社経費への削減効果は上記の表右下記載の通り、『141,979 円』となります。施工期間を短くすることで、監督 1 人あたりの対応可能業務のキャパシティーが広がるとともに、本社経費についても現場生産性が上がった効果を具体的な金額として求めることが出来るのです。

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HyAS View 2014年8月22日 金曜日 19:57

省エネ性能を高めてもコストは上がらない

性能が高い家は、建築コストも高い家?

2020年に、住宅も含めた建築物全般の「省エネ基準」が義務化されます。このこと自体は、住宅業界内で幅広く認知されています。一方、現在自社が提供している住宅について、省エネ性能をどこまで引き上げる必要があるのかを正しく認識し、その達成に向けて必要な手を打たれている会社はまだまだ少数派です。

Case.Aは2020年基準の断熱性能のイメージです。これについては、戸数ベースで約50%が既に対応済みで、今後その割合は、施行時期を睨みつつ、100%に向け上昇軌道を描いていくでしょう。

今後推定される人口動態の変化などを踏まえると、住宅着工棟数が減少に向かうのは明らかです。そのような市場環境の中、「競合他社と差別化を図るにはどうにか基準レベルを達成する、といった程度の住宅性能では不十分だ」と考える住宅会社は、それを上回る省エネ性能をもつ商品を開発していくことが必要になります。

しかし、顧客予算を大幅に超えてしまっては受注拡大には繋がらず元も子もありません。競争力のある品質と許容されるコストのバランスをどのようにとるかで悩まれている経営者は少なくありません。

Case.B-1は一つのイメージ案として提示したものですが、断熱材のコストをできるだけ抑えて性能を高めようとすると、例えば、壁体内充填断熱を150㎜、床下断熱材を200㎜といった、現実的には施工困難な状況に直面することになります。

そのため、実際には断熱材の性能を上げて(⇒部材コスト上昇)高断熱の省エネ住宅を建築されている住宅会社が多いようです。その結果、初期建築コストは上昇し、「省エネ住宅=高級住宅」というイメージが世間一般にも定着しています。

2020年に義務化される基準

目ざすべき断熱性能水準

HyAS View 2014年5月22日 木曜日 16:04

本当に省エネ性能が高く快適な家とは

ご採用工務店にお聞きしました

1年前に『タイト・モールド』工法をご採用頂いたK工務店にお話を伺いました。

「施工代理店から最初に『タイト・モールド』の話を聞いた時には、ベタ基礎の耐圧盤と立ち上がりを一回で打つことによる耐久性向上や気密性の向上、住宅基礎を外側から断熱材でくるむことで断熱性能が高まるという工法原理は理にかなっているし、言っている通りの効果(省エネ性・快適な温熱環境の提供)が出来るなら素晴らしいと感じたが、正直『そんなうまい話があるのか?』と半信半疑でした。」

実際、価格もそこそこしますので、お施主様とも「いい話だけど、どうしようか」とだいぶ悩みましたが、「省エネ性が高まって光熱費がかなり抑えられる」というところを信じて採用してみました。

群馬県のモデルハウスの実測データ

今年の春ですが、お施主様から「この基礎にしてよかったよ。去年の冬は非常に暖かい家で過ごすことが出来た。足元から暖かいという触れ込みは本当だね」と大変ありがたいお言葉を頂いております。冬は床下を含めて家の中全体を暖かい空気を循環させる(夏はその逆)ことで、床も暖かい環境を提供すると共に、床下から冷気が上がってこない構造になっているので、冬も夏も快適に暮らすことができます(図1)。

K工務店からは、「今の日本の住宅のほとんどは、建物の気密断熱についてはそのレベルを高めてきているが、床や基礎部分については従来からあまり変わらない方式が多い。私は最近お客様にこう言っています、とのこと。

『毛皮のコートを着込んでいるのに、足元はサンダルみたいな住宅には気を付けてくださいね。基礎は建てたらもう取り替えられない重要な部分なので、じっくり吟味して耐久性や省エネ性を確認してくださいね』そう言うとお客様はハッとした表情になられるので、そこからは非常にポジションが取りやすくなります」というお言葉を頂きました。

昨秋の施工の為、本格的な夏の省エネ効果の実感はこれからですが、冬と夏を過ごされたお施主様のお声を聴くのが今から非常に楽しみです。

HyAS View 2013年10月17日 木曜日 13:58

ゼロエネ住宅時代に備える為に タイト・モールド工法

ゼロエネ住宅時代に備える為に タイト・モールド工法
  外皮性能を向上する基礎断熱が、同時に床下空間を大容量収納へ!

省エネ性能向上のための2 つの手法

新築住宅の省エネ基準適合義務化に向けた業界の動きは加速化し、行政や民間主催の「住宅の省エネ義務化対応」、さらには「ゼロエネ住宅」をテーマとした工務店向けの勉強会、セミナーは活況を呈しています。弊社が主催する「工務店経営者向けの燃費の良い家づくり勉強会」も多数ご参加を頂き、大変好評を頂いております。

住宅の省エネ性能を向上させるアプローチとしては、断熱性能を向上させる等の「建築による手法」と、高効率設備を採用する等の「設備による手法」の2つに大別されるかと思います。

弊社としては、後から変更ができない躯体(構造、断熱、基礎等)による性能向上を第一に図り、その次に設備の検討という優先順位を提案しています。

特に、燃費の良い家づくりのために欠かせない要素として、基礎断熱を標準仕様とすることを強く推奨しています。

HyAS View 2013年3月5日 火曜日 18:23

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