低燃費住宅時代の幕開け

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「工務店のネットワーク化で低燃費住宅時代を生き残る」

「低燃費住宅」が求められる時代が到来するということは、省エネの観点で家づくりができない工務店は淘汰されることを意味します。エコカーでトヨタのプリウスがひとり勝ちしたように、住宅業界でも同じことが起きると予測できます。
そもそも、燃費を明示できる住宅商品をもたない会社はアウト。高性能でもそれを数値化して伝える技術がなければ、住まい手に選んでもらえないという事態も起こりえます。燃費という共通の選択基準ができあがったら、あとはデザインや素材、コストパフォーマンス、会社・スタッフの総合的な質が問われます。果たしてこれだけのことを自社で対応できるでしょうか?
私は、1社単独で厳しい状況を乗り切ることは無理があると思います。だからこそ、全国の工務店が集まってネットワークを作り、1社では実現できないことをみんなでやろうと呼び掛けているのです。

株式会社アンビエントホームネットワーク 代表取締役 藤本 修

藤本社長が話されているように、工務店の取るべき戦略としては、「家の燃費」を念頭に置いた事業開発がポイントであると、私どもは考えています。ここでいう「家の燃費」とは、(1)住宅建設時のエネルギー消費量と(2)居住後に消費されるエネルギー量に分類されますが、地球環境保全という観点では、双方に対する明快な答えを用意しておく必要があるのではないでしょうか。

R+houseシステムでは、営業・設計・施工・部材の徹底的な合理化により、(1)のエネルギー消費を抑制する考え方を採用しています。(2)の居住後のエネルギー消費については、欧米のエネルギーパスの考え方に基づき、例えばドイツのように、家の燃費が不動産流通価格を構成するような時代になっても対応しうるような資産価値の高い住宅商品(遮熱・断熱・気密・設備機器)を提供していきたいと考えています。

これらは先の問いに対する回答の一例ですが、低燃費化に向かう時代の流れに工務店がキャッチアップしていくためには、周辺環境の変化と顧客ニーズを的確に掴むことはもちろんのこと、将来に向けた準備を今の段階からしておくことが重要になることでしょう。

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