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ユニキューブを筆頭に、戸建賃貸市場のトップシェアブランドであるWILL STYLEでは、このようなニーズを受けて新たな購買層をターゲットとした商品を開発いたしました。前号で「インカム住宅=コンパクト住宅」として位置づけ、住み替え前提の投資型住宅として誕生したのが新商品「bouquet(ブーケ)」シリーズです。
土地購入希望者のボリュームゾーンとなりつつある年収400万円世帯でも手の届く価格を想定すると、土地・建物込みで2500万円以下という価格が相場となるでしょう。この条件を満たすためには、1000万円台前半の住宅商品が欠かせなくなっています。
しかし、当然ながら、価格のみを重視した安かろう悪かろうの家では顧客を魅了することはできません。20〜30代の若年層に対して訴求するためには、シンプルでも優れたデザイン性は必須です。
また、予算が限られることもあり床面積はコンパクト志向でも、住宅の基本性能や機能はバランスよく採り入れたい。無駄なものは徹底的に排除したいといった、小さくても住み心地のいい家が求められています。
さらに、ある期間をマイホームとして居住した後は貸家として賃貸収入を得ることも想定される以上、将来貸す(もしくは売る)ために有利となる耐久性と性能は必要不可欠な項目です。
WILL STYLEシリーズでは、デコスドライ工法(セルロースファイバー)を採用することで壁体内無結露が20年間保証されています。これにより柱や梁の腐食を食い止め、高い耐久力が保証されるのです。今回あらたに開発した「bouquet」シリーズにおいても、デコスドライ工法は標準仕様として採用しています。
また、右上の図は、顧客が重視する性能表示項目のアンケートデータですが、劣化軽減や空気環境、温熱環境といった項目に重きが置かれていることがわかります。「デコスドライ工法」であれば、それらの項目でも他社商品に打ち勝つことができます。
こうした新たな顧客層とニーズに対応したインカム商品である同シリーズは、デザインと価格の異なる2つの商品で展開されます。
「Crescent(クレセント)」は勾配屋根が特長の外壁と屋根が「く」の字に連続した外観で、吹き抜けを設け、空間の質を向上させました。和室や太陽光発電などのオプション追加も考慮したプランです。また、長期優良住宅に対応しているため、金利優遇や税制補助を受けることができます。販売価格は1,280万円~1,380万円を予定しています。
「Brick(ブリック)」は、ユニキューブのコンセプトをそのままに性能をアップさせた箱形のインカム住宅です。マイホームとしての住み心地を重視し、ユニキューブにはなかった吹き抜けを設けて空間の質を向上させました。こちらも長期優良住宅を標準仕様としており、販売価格は1,080万円〜1,130万円となります。
「Crescent」を例にローンシミュレーションしてみましょう。※あくまで例であり、地域・諸条件により価格は異なります。
「bouquet」シリーズは長期優良住宅基準に対応しているため、フラット35Sを適用して金利を1%程度下げて返済することが可能です。例えば10年後、8万円程度の家賃設定で賃貸とした場合、ローン返済額を差し引いた2万円は新たに建築するマイホームのローン返済に充当することができます。賃貸住宅となったCrescentのローン完済後は家賃が全額収入となるので、二軒目のマイホームローンの繰上返済に回し、定年前にすべてのローンを完済することも夢ではありません。
この新商品のリリースに伴い、より詳細な商品説明と開発背景、またコンパクト住宅の販売手法などを公開する研修会を実施致します。ご興味をお持ちいただけましたら、こちらよりお問合せくださいますようお願い申し上げます。
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