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2009年に住宅瑕疵担保履行法が施行され、住宅地盤補強に関しては調査業務が必須となり、事実上は地盤保証への加入が義務付けられる形になりました。
一般的には上記の流れで業務が進むことになりますが、調査から解析、施工、保証まで、次々と違う業者が別々の業務に取り組むため、発注額が低額にも関わらず担当社員の工数が大幅に必要となってしまっています。中には調査から施工、保証までを窓口として一括で請け負う会社もありますが、地盤補強の判定精度や適正コストでの発注という観点から考えますとコスト増になる場合が多く、住宅会社経営者としては頭の痛い問題です。
そこで上記の複雑な発注形態を調査から施工まで一元管理して、業務の品質と信頼性を高めるとともに社員の生産性を大幅改善することを目的としたシステムを構築しました。
本システムでは、必要な図面データや調査報告書、施工データなどをすべてネット上のITシステムで扱うことが可能になります。住宅会社の発注担当者は、必要な図面や情報をアップし、発注ボタンをクリックするだけで、見積り指示、コスト検証、工期指示、発注、改良判定依頼、地盤補強工事見積り、地盤補強工事発注まで、全てシステムを管理するだけで業務が流れるようになります。そのため、これまでのようなFAXや郵送による複数回の図面やり取りや電話での指示・調整から解放され、各作業の生産性が大幅に改善されることになります。