2016年以降の 住宅・不動産会社の選択肢

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未整備・不透明な日本不動産市場に勝機あり

日本の不動産取引形態は、両手取引(不動産の買主と売主の双方に立ち取引を行うこと)が理想とされ、なおかつ不動産会社ごとに案内できる物件が異なり、開示する情報も統一化されていないのが現状です。そのため、消費者は予算と要望に見合う最適な物件を見つけるためには、何社も業者を回らなくてはならず、なおかつ同一基準で比較できないので、物件探しは難航して、長期化または断念してしまうケースが散見されます。このことは日本の住宅不動産流通を妨げる最大要因であり、業界の重要課題となっています。

2012 年6 月、「不動産流通市場活性化フォーラム」による提言が報道発表されました。「不動産流通市場活性化フォーラム」とは、国土交通省が、不動産流通市場の活性化を具体的に検討する場として多方面の有識者を招致し設定した議会です。主要な提言の柱として、以下が挙げられております。

1.消費者にとって必要な情報の整備・提供
2.不動産価格の透明性の向上
3.先進的な不動産流通ビジネスモデルの育成

円滑な不動産取引のために、消費者にわかりやすい情報提供のあり方と、中古住宅の紹介とリフォーム提案を同時に行うようなワンストップサービスなど、新しい不動産流通ビジネスモデルの模索が始まっております。

消費者の円滑な意思決定のために~エージェント・マスター・サービス~

このたびハイアスは、日本の不動産市場の流通活性化のために新たなソリューションとして、「エージェント・マスター・サービス」を開発いたしました。商圏エリアにおける物件情報を本部が一括代行して網羅的に収集し、毎朝最新の情報をお届けするサービスです。タブレット端末と同期させて視覚的に物件情報を照会することが可能となります。エンドユーザーは希望エリアの物件を一覧して相場観を把握できるので、円滑に意思決定を下せるようになります。

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