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性能に妥協をしてはいけないとなると、当然気になるのがコストの問題です。ローコストを学んでいる工務店の経営者ならご存知だと思いますが、住宅を安く建てるための工夫点をエンドユーザーにもわかりやすく、ビジュアルで示すことが重要で、しっかり説明できるかどうかで信頼される度合いも決まります。このテーマも話題は尽きないわけですが、勉強会で最もうなずきが大きいのは通販の話です。エンドユーザーの皆さんにとって、「通販が安い」というのは既知のことだからです。
ここまで説明をすると、皆さんしっかりと理解いただき、その後接触する工務店の仕入れはどういう形態なのかをしっかり見極めるようになるでしょう。R+houseでは、全ての加盟店にこのインターネット型の部材仕入システムを活用いただいているので、20~50%安い値段で部材を仕入れることができます。
「うちは自然素材だからどうしても高くなる」とか「うちは棟数を追い求めず、良いものだけをしっかり作りこむ」といった工務店経営者の言葉を耳にすることがあります。今更、性能の低いローコスト住宅を建てることは必要とされないかもしれませんが、前者は明らかに努力不足ですし、後者はエンドユーザー視点に立っておらず、不利益を顧客に与えていることから目を背けているに過ぎません。世の中はどんどん進化していくわけですので、常にアンテナを立て、新しい仕組みなどの情報収集をすることが、エンドユーザーから見極められないようにするために不可欠なのではないかと思います。