第三者的な住宅会社比較情報を提供する店舗「ans」始動

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エンドユーザーの購入失敗リスクを回避する情報提供サービス

今後家づくりを希望するエンドユーザーは、業界の問題点を正しく理解し、売り込みのための営業トークや過剰な無料サービスを見極める目を持たなければなりません。

Q値(今後はU値に代わるのかもしれませんが) やC値などの基本的な省エネ性能はもちろんのこと、住宅会社各社の性能や価格のマジックなど、さらには建築済みのOB客に対してのアフター状況やその満足度、そして倒産・廃業のリスクの大きさなど、全てを知った上で、建築する住宅会社を選定し、本当に資産価値の高い住宅を手に入れて頂かなければなりません。

エンドユーザーと住宅業界の知識格差を埋め、失敗するリスクを極めて小さくするための情報を提供するのが、今回展開をスタートする「ans」店舗なのです。これまで学ぶ環境がなかったエンドユーザーにとっては、たいへん大きな価値を感じて頂けると考えております。

「ans」で提供するサービス

最後に、「ans」で提供されるエンドユーザー向けのサービスの一部を紹介させて頂きます。まずは、気軽に受講できる住宅に関わる勉強会を開催いたします。オープンまでにまだ微調整が行われますが、以下のポイントなどは重要なコンテンツだと思っています。

このような勉強会を開催しながら、地域住宅会社の性能などの比較情報を示したり、各社のOB 客の満足度調査結果などを提示することで、そのお客様に合うのはどの会社であるかをお伝えすることが可能だと思います。OB客の満足度( 後悔度) は、インタネットアンケートなどを活用すれば、全国的に取得することは可能です。

どの会社で建てた人の後悔度が高いのか、どの会社が本当に満足度が高いのかなどは、これから住宅を購入しようと考えている人にとっては大変貴重な情報になりますので、これらを提供することもたいへん価値が高いと思います。

また住宅業界は、アフターサービスの内容も会社によって様々です。建築後半年間は月に1回程度、その後も決められた間隔でアフター訪問を社員に義務付けている会社もあれば、建築後は年に1回程度のイベントでごまかしたり、さらに全く接触のないような会社もあります。これらも、建築前にエンドユーザーが知っておくべき情報でありますし、また「ans」のような店舗がアフターフォローを管理し、24時間体制で問い合わせ対応を代行することも、エンドユーザーに取っては大きな価値となります。

「ans」では格安な完成保証サービスも提供する予定ですが、自分が契約した住宅会社が建築中に倒産をしたり、不適切な工程管理がなされることは許しがたい問題であり、場合によってはその家族の人生を狂わせてしまうことにもなり兼ねません。事前に倒産や廃業に関するリスクを評価してエンドユーザーに提供したり、そのための対策を事前に打ってあげることも「ans」の役割だと捉えております。

このようにエンドユーザー目線で価値があることに絞り込んで、多くのサービスを提供していく予定ですが、その際、地域の優良な住宅会社の皆様との連携が何より重要になって参ります。是非皆様とより多様な連携をさせて頂きながら、より良い住宅業界にしていきたいと考えておりますので、今後ともよろしくお願いしたいと思います。(柿内)

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