ゼロエネ住宅時代に備える為に タイト・モールド工法

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タイト・モールド工法によるパッシブデザイン

本誌でも何度か紹介してきましたが、タイト・モールド工法は基礎の外断熱(防蟻10年保証付)を可能として、住宅の温熱環境を大きく改善させます。ベタ基礎のコンクリートを外からしっかり断熱することで、太陽熱や地熱を受け入れる蓄熱体としての役割を果たし、住宅のパッシブデザインに寄与します。国内の住宅はまだまだ床断熱の割合が多く見られますが、基礎(床下)からの熱損失が多い現状は、「コートやダウンを着ながらも足元はサンダルを履いているようなもの」と比喩できるかと思います。

『基礎断熱 × ベタ基礎一体打ち = 大容量床下収納』

〜省エネ性能向上とコストダウン両立の施策として〜

タイト・モールド工法のもう1つの特徴は、ベタ基礎の一体打ちです。一体打ちにより基礎強度は向上し、長寿命住宅としての訴求ポイントになることは間違いありません。今回、加えてご紹介したいポイントは、床下空間の有効利用です。基礎の外断熱と一体打ちを行うことにより、床下空間を収納スペースとして活用することが可能になります。

今後、「住宅購入者の低予算化と住宅の性能向上によるコストアップ」という相反する課題に如何に向き合うかが工務店経営の一つのテーマになるかと思います。そのときに、住宅の基本性能を上げることに加えて、床下空間の有効利用を可能とするタイト・モールド工法は一つの課題解決策になると考えています。床下空間利用という立体的なプランニングが可能となることで、住宅全体のコンパクト化を進め、断熱性能等を高めながら、総予算をコントロールしていくことができます。分かり易い事例として、ここに住宅検討者向けの提案の流れをご紹介したいと思います(※下記枠内をご参照ください)。

グッドデザイン賞(2012年度)を受賞

タイト・モールド工法は2012 年のグッドデザイン賞を受賞しました。見た目のデザインという点だけではなく、住み手の生活、社会全体を豊かにする“ 機能としてのデザイン” が評価されたポイントです。現在、本工法の施工サービスは施工代理店制度により全国展開しております。

単なる施工サービスの提供だけではなく、マイホーム検討者向けの販促物のご提供など、住宅会社の新築事業をサポートさせて頂く仕組みがございますので、まずは一度、お気軽にお問い合わせください。

御社の住宅商品が省エネ性能を向上させながら、さらには、地域で突出した個性を発揮していくための一助となれば幸いです。(中山)

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