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ここで、「R+house zero」の高断熱性を実現する外皮仕様について触れておきたいと思います。「R+house」でも高性能の外壁ウレタン断熱材や、高性能の窓などにより高い断熱性を確保していますが、「R+house zero」では、更に性能を強化した以下のような材料を使用します。
高品質な部材を用いるだけでは、望むような性能を得ることはできません。高い気密性能(C値0.5未満)を実現する質の高い施工が行われることが、「R+housezero」の前提条件といえます。
以上に説明したような設計プロセスを経て『人にやさしいくらし』を実現した家は、それと同時に『地球にやさしいくらし』と『お財布にやさしいくらし』も叶えることとなります。
間もなく高松市で完成予定のA邸を例に、その中身を見ていきたいと思います。
下表はこの住宅の消費する一次エネルギー量を示しています。47.39GJ/棟・年]という数字は、省エネ基準が求める値(約75.2[GJ/棟・年])を大きく下回っています。ソーラーパネルを載せることで、自家発電によるエネルギー消費量が相殺され、さらにその値が小さくなっています(1.19[GJ/棟・年])。
図4は各月の光熱費シミュレーションです。折れ線(紺色)は、電気料金(茶色)から太陽光発電(緑色)による売電分を差し引いた光熱費を表しています。数値結果からも、年間トータルでその額がおよそゼロになっていることが分かります。